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オークランドでニウエ行きの準備 / Preparations for Niue in Auckland

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オークランドでニウエ行きの準備 / Preparations for Niue in Auckland

市内に出かけると、歩道には緑色のボックスのファン、車道にはサモアの国旗を車に取り付けた車。サモアンは寒がりだからか最高気温が20度を超えない春のオークランドでの薄着は厳しいのかもしれないなぁ。

宿でゆっくりせずに市内に出たのは、試合観戦ではなく、明日からのニウエ旅に向けての買い出し。もう馴染みといってもよいKロードのアジアスーパーでで自炊用の食料品、ハーバー近くの釣り道具屋で釣り糸とルアーの補充、クイーンストリートで、要塞見物の資料の収集やら。

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英語な上、時折軍事用語が混ざるので大変。でも無ければまともに城砦巡りが出来ない。。

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LAKSA!!

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調子に乗ってMacPacの本店?でセールをやっていたので、ニウエを歩き回る為の25Lのバックパックも買ってしまった。まあ、パスポートも見つかった事だしお祝いとするか。

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下校中の子供ら満載のバスで宿に向かっていると、窓の向こうに3分咲きの桜。今回のワールドカップも花が開かなかったなぁ。

としみじみ思う。

それでは明日からニウエ!

まだまだアップデートし切れていないピトケアン滞在記なども含め、頑張ってアップして行きますので、来月も宜しくお願いしまする。


フライト数、飛行距離を半年ぶりに更新!

フライト数、飛行距離を半年ぶりに更新!

頑張って計算し直しましたので、左側のバーをご覧下さいw


今年もあと3ヶ月ですが、計画中の大きくマイルを獲得できる旅はあと1回。アメリカにUAで行くくらい。スターアライアンスの他のフライトマイルと併せ、UAの1Kが何とか維持できるくらいです。

2011年9月末時点の訪問国



2011年8月末...visited 206 countries (92%)



2011年9月末...visited 211 countries (94%)



2010年9月末...visited 172 countries (77%)

2011年9月末時点の訪問国

このマップのルールだと211カ国ですが、

モンテネグロ
コソボ
香港 
マカオ 
仏領 シンマルタン
英王領 マン 
北キプロス
西領 セウタ
西領 メリラ
仏海外 サンピエール・ミクロン島
蘭領 クラサオ
蘭海外 ボネール
蘭海外 サバ
蘭領 シントマールテン
蘭海外 シントユースタティウス
仏海外 サンバルテミー
フィンランド領 オーランド諸島
英王室領 ガーンジー
英王室領 ジャージー
デンマーク領 スヴァールバル諸島
仏海外 ウォリス・フツナ
ニュージーランド領 トケラウ
仏海外 マヨット


以上、マップに反映されない23の国を加え、消滅したオランダ領アンティル、分裂したけれど、このマップの訪問国リストに1つの国として載っているチャネル諸島を引く。

211+23-2で232カ国*を訪問済み。

--------------

今月はマダガスカル、レユニオン、モーリシャス、マヨット、コモロ、ピトケアンの6カ国/地域を新たに訪問。残りは約15カ国。スタンプ巡り系な阿呆な旅でしたが、無理にインド洋まで出かけた甲斐もあり、ゴールが少しずつ近づいてきました。
--------------

来月は、ニウエ、ニューカレドニア、クリスマス島、ココス諸島、以上4カ国(地域/自治領/海外領土)を訪問予定。11月初旬に一時帰国して装備を整え、11月中旬か下旬にアフリカ中央部に再度潜入します。セイシェルや南スーダンなんかもできればその行程に織り込み、12月中に訪問し、船のスケジュールと相談しながら、大西洋の絶海の孤島セントヘレナを目指します。

アフリカが終わったら、ヨーロッパかイスタンブール辺りに城や要塞見物をしつつ待機して、サウジとリビアの入国できたらと思ってます。1月中にこの二つの国にもケリを付けたいけど、まだ厳しいかなぁ?

つーか、パスポートを車の中に置き忘れるようなトンマが、最後の難関国を無事乗り切れるのかなぁ。。

この胸算用が大きくずれずに実行できれば、最後の国はフォークランド/マルピナス諸島、1月末か2月のはじめくらいに全部の国の訪問が完了しそうです。

ザックリとした計画は島旅しながら徐々に詰めて行きましょう。。

*日本人旅行者で全ての国を訪問した方の情報などを参考にしておりますが、国のカウント方法は何を持って「国と地域」にするかで変わってしまいる上、自分自身が勘違いしている箇所などもあるかと思います。

オークランド郊外 / Suburb of Auckland

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オークランド郊外 / Suburb of Auckland

損害は大きいけれど、スティルアライブ。1日でもパスポートの発見が遅れていたら、明後日からのニウエへの旅も、その後のニューカレドニアへの道も閉ざされていたのだから。。と気を取り直す。

今回のオークランド滞在は2泊の為、空港近くのロッジに投宿。ドミトリーを予約したのだけれど、ドミトリーが急に満室になり、小さいながら同じ値段でシングルをあてがわれる。一泊2,000円くらい。

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トップ サモアの旗、次、トンガ、そしてトケラウ!ニュージーランド郊外にはアイランダーが沢山住んでいます!

タヒチの朝が早かったので、荷物整理と洗濯。近くに買い物に出る程度で一日が終了。近くのグロッサリーは、缶詰やらばかりでまともな食材が仕入れられなかったけれど、それでも久しぶりに鍋でご飯を炊き、炒飯。

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朝飯は出ない宿だけど、キッチン設備は充実。定規かよ!みたいな切れない包丁や壊れたコンロ、自由に使って良いものが塩胡椒だけ。。みたいな宿が少なくない中、こういった宿は有り難いっす。

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胡椒と塩とニンニクだけの味付け。野菜炒飯。旨くはないッス。。。。

明日は、市内に出かけて日本食材やら釣り道具を買い入れ、一週間のニウエ滞在に備えようと思います。


TN 101 PPT-AKL

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TN 101 PPT-AKL

パスポート紛失の悪夢から覚め、気を取り直してお空の旅。朝イチのカウンターには、先日の騒動の折りに気遣いの言葉をかけてくれた女性。そのうちの一人に無事にパスポートが戻ってきた旨を伝え、お世話になったNZ航空の方に渡して頂きたいと、ピトケアンで手に入れたTシャツを託す。

パスポートを失ったときの、空港のイミグレポリスは全くの朴念仁。

綺麗な身なりとはいえなかった自分の足下を見てか、日本人だと伝えるまで全く動いてくれなかったし、日本人である事を伝えても、コンシュラーサービスの電話番号を教えてくれただけだった。

悪いのは3,000%自分なのだけど、色んなモノを失った直後だったうえ、彼らの対応からイメージする今後の関係緒機関での交渉や、申請の面倒さなんかであの時は本当に参り、脳味噌がユワンユワングラングラン。

遺失物の届けなんてのは形式的なモノだからいらないけど、パスポートが届けられたら何処へ連絡すればよいのか?あなたはどのホテルに泊まってるのか?ぐらいは尋ねて欲しかったぜ!イミグレーション警察!

そんな状況でガツーン!と落ちているとき、NZ航空の職員の方は阿呆へのサポートを惜しまず、関係各署へメールを伝達してくれ、空港のどのポジションに自分の財布が持ち込まれても問題ない体制を紛失当日のうちに整えてくれたのでした。

そういった経緯もあり、この飛行機に乗る事が出来るのは、NZ航空の職員さんのおかげなのです。と、上の内容を手短に説明して女性に伝える。女性は笑顔で受け取ってくれる。

紛失当日、茫然自失の間抜けを宿に送られつつ、なんとなくピトケアンの話になったのだけれど、男性職員の方は、ブライ艦長やクリスチャン、ピトケアン島とノーフォーク島の関わりについて色々知っており、チャンスがあれば行きたいと思っているそうで、島の存在意義や空気ががらりと変わってしまう5年以内に行かなきゃ駄目だよ!頑張って!なんて、慰められてるんだか応援してるんだか分からない状況になっていた為。

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グフフ、ちょっとしたTシャツとはいえ、見る度にピトケアンに行きたい気持ちが疼くはず。ピトケアン島の観光局の方、渡航希望者のうちの一人を、熱烈渡航希望者に確変させたかも。

うわ、前置きが長くなった。

搭乗は、強制的に気分を切り替えるためにビジネスクラス。ラウンジでタヒチに来てようやく飲んだHINANOを朝の5時から煽っていると、見覚えのある男性。あ!旅行ライターのLayさんじゃないの。Layさんはタヒチからピトケアンまでの日程が一緒で、ピトケアンの観光局からの招きで旅行していたまさに旅のプロ。崖に関しては僕より臆病だったりするものの、著者近影ドドーン!の旅本を船に献本しているような方。

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ピトケアン島、ビジネスクラスで旅行作家ご招待なんてやるじゃないか。

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長距離フライトの多い、エアタヒチヌイの機材はA340。機内は古くもなければ新しくもなく、案内されたビジネスクラスのシートは、一昔前のもの。まあ、中距離フライトなので問題ないっす。

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十分なブランチがサーブされ、程々にアルコールを注入しているうちに着陸態勢。日付変更線を越えたため、9月28日は7時間ちょっとで終わってしまった。

バゲージクレームで、Layさんと熱い抱擁w




ファウタウア パ / Fautaua Pa


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パ ファウタウア / Pa Fautaua

場所



パスポートが帰ってきた翌日、宿のオーナー婦人がパぺー手からの無料エコ&滝見物ツアーをブッキングしてくれており、それに参加すする途中の山道で出くわした、タヒチの山城。

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滝と滝の流れだし

ガイドさんのフランス語と時々英語の説明を聞いた所では、ナポレオンという言葉を交えて話していたので、19世紀初め?の頃のもの。。。。かと思ったけど、あれ?フランスがタヒチに本格的にやってくるのはもう少し後じゃなかったかなぁ?おそらくタヒチ最初の統一王朝である、ポマレ王朝を聞き間違えたのか。

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城門跡

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食料庫らしい

バウンティー号のタヒチ居残り組は、タヒチの統一王朝政権誕生への道筋をひらくことになるのだけれど、てこ入れした王朝(といっても規模は日本の戦国時代の豪族レベル)の戦いの介入の部分で、タヒチ人は戦いの時に「山砦を築き抵抗する」といった箇所があった。

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綺麗な石積みだけれど、石の間の隙間などから見ると、自然石を砕いて選別して積みあげる、野面積みに近く、鉄器が大量に入る以前の砦かと思う。

砦というより、城壁の背後に明瞭な区画が少ない事から、敵の侵入を防ぐ防衛ラインといった印象が強かったけれど、苔むした感じなどの雰囲気はナカナカ。改めてタヒチの歴史を読み直すとき、イメージが膨らみそうです。


抜け作@南太平洋 その3 / Empty Brain man in the South Pacific 3



抜け作@南太平洋 その3 / Empty Brain man in the South Pacific 3

これ以上、引っ張るつもりはないので結論から言うと、なんとか復活しております。要はパスポートが24時間後に戻ってきたのです。ご心配をおかけしました。

ここから先は、パスポートが見つかるまで、自分の駄目さをツラツラと書いて行く事にします。

--------------

途方に暮れる自分を不憫に思ったのか、飛行機に乗らなかっただけの阿呆に気遣ってくれ、NZ航空の職員さんが、空港警察、イミグレーション警察、空港管理側に状況を説明したメールを送ってくれた上、事務所でメールやらネットやらをしても良いよん。と、声かけてくれ(それは丁重にお断りしました。)た上、ほぼ無一文な自分を宿まで送ってくれ(こちらは大感謝)ました。

その上、宿の前で「食事に!」なんて言って2,000XPFまで渡してくれる。これまた「お金なんて頂けない、送っていただけで十分です。」「いや、こういうときこそ元気をつけて」といえいえどうどうどうぞな、ダチョウ倶楽部的なやり取りをした挙げ句、結局ご厚意にあずかる(涙)。

宿に戻り事情を説明すると、状況が回復するまで何泊しても構わないよ、どうぞ、まずは水でも飲んで。。。と言って下さる(涙)

さて、失ったものをチェックすると。。

パスポート、免許証、イエローカード等々再発行、帰国費用、現在予約している航空券の変更。。。。もうなんだかクラクラしてしまう。

おまけに日曜日という事もあって領事サポートとも電話が繋がらず、出来る事が限られ、どうにもならない。不快な浮遊感に苛まれ、だるくて体と心に力が入らない。

アレコレ考えてもどうにもならない。

まずはお金で解決できる事はお金で。。。の現金もなければ、日本のおいて来ているクレジットカードの番号を再確認して、航空券を発券し、体勢を立て直すべく一旦日本に戻ろう!にも、パスポート無しの帰国手配をしっかり把握出来なければ出発日を確定できない。

そんなこんなで八方を塞がれる。パスポートを領事館や大使館のない場所で失う事がこれほどまでにキツイとは。

気分を入れ替え、シャワーでも浴びるか。。。と思い、シャワーに向かうと、バスタオルを忘れ、バスタオルを取りに戻ると、今度は着替えをベッドの上に置き忘れ、それを取りに戻ってようやくシャワーを浴び始めると、バッグの中にシャンプー。。。。といった状況。

弱いなぁオレ。

それでも少しはすっきりした頭で、明日になってやるべき事やらをかきとめ、簡単に順序立てる。そして寝る。

次の日。

朝から、何もしないよりは少しでも出来る事を!とヒッチハイクされた場所に立って、行き交う車を一台一台チェックし続ける。頭の中の思考はほぼ停止しているし、そんな事をするだけ徒労なのだけれど、何もしないより、万に一つといえども前に進まねば。。と気持ちを奮い立たせたのだ。

この時点で脳内は、

「困ったオレを空港まで送ってくれたあの人の良いタヒチ人が、現金だけ抜いて山の中に財布を捨てるとは思えない。ただ、目に付かない場所にあの財布が落っこちたのだ!」

「だから、遠からずパスポートがどこかに届けられ、彼に土下座し心より礼を述べ、それで決着し、一時停止した旅を元に戻すのだ」

なーんて楽観的に思考停止。

で、朝の9時になったので、コンシュラーサービスに連絡。予想通りパスポートやらドキュメントは発行してくれないようで、「旅行会社に問い合わせてみましたか?あ?個人旅行?うーん、まずはエアタヒチヌイに行って事情を説明してみて下さい。」なんて英語で言われる。なにか他に仕事があって、片手間にお手伝いしますよな感じでにべもない。切ない。

エアタヒチヌイに出向き、事情を説明して航空券を購入したいのだけれど、クレジットカードがないのでどうにもならず、日本が午前9時になる午後2時を待つ。まずはマイルで帰国便の航空券を発券し、その予約票を持って午後、エアタヒチヌイに出向こう。と考えたのだ。

パスポートもクレジットカードも持っていない阿呆が、カウンターに現れたって迷惑だろう。。

休憩を入れつつ、ヒッチハイクされた場所で車のチェックを午後2時まで続ける。一度だけ「あ?」と思うような車を見かけたが、止まってはくれなかった。。。

ベッドに戻って、タヒチからの脱出方法などをネットで調べたりしつつ、24時間対応のクレジットカードのコールセンターに連絡。どうやら、悪用はされていない模様。でも、話の流れでクレジットカードを止めてもらう事にする。正直、不正利用のトライもされていないなら、時間はかかるかもしれないがパスポートは帰ってきて旅を再開するときに大事になるので止めたくなかったのだけど。。。

よし、一旦水でも飲んで、覚悟を決めて発券するか!

と思い、キッチンに向かうと。。。オーナーのご婦人が

「Good News」

「空港のイミグレポリスにパスポートが届けられたみたいよ!出来れば身分証明になるようなモノを持って空港に向かって!」

空を見上げる。

タヒチの空って、こんなに青かったんだなぁ。。。

ーーーーーーーーーーー

トップの画像は、宿のオーナーが地元ラジオ局に

「日曜日、ヒッチハイクで空港に向かった日本人が、車の中に財布を忘れ、飛行機に乗れなかった。心当たりのある人は是非うちの宿まで連絡して!」

と電話をかけて下さって、それが地元紙に掲載されたモノ。タヒチでは、今回のようなケースが置き、不特定な人々に情報を伝えようとしたとき、地元ラジオ局や新聞に広告を出すのが有効な手段なようです。

いずれにせよ、多大なご迷惑と、恥を晒してしまいました。。。。。

その後、イミグレ警察やNZ航空に出向き、重ねてお礼とお詫びを申し上げ無事、状況を回復しています。あ、少し現金が減ってる気もするし、戻ってきたクレジットカードは二度と使えないモノになっちゃったけど。。

ご心配をおかけしました!気持ちを改め、精進し前を向いて行きます!

あ、車を降りるときは少し後ろも向いて。。





抜け作@南太平洋 その2 / Empty Brain man in the South Pacific 2



抜け作@南太平洋 その2 / Empty Brain man in the South Pacific 2

運び屋「えええい、損害を報告しろ!総員配置に付け!」

水兵1「在ラバト日本大使館発行、旅券喪失!」

水兵2「日本国発行、運転免許証喪失!」

水兵3「してぃばん○銀行発行、クレジットカード喪失!」

水兵4「してぃばん○銀行発行、ATMカード喪失!」

水兵5「アップル社、iPodNano喪失!」

水兵6「成田空港防疫所発行、黄熱病ワクチン予防接種証明書喪失!」

水兵7「その他、不明額ながらNZD,XPF,USD,EUR多数現金喪失!」

水兵8「各種マイレージカード喪失!」

運び屋「・・・・・・・・・・・・。」

運び屋「・・・・・・。よし、現在の状態を!」

水兵1「パソコン他、その他旅行用具装備よろし」

水兵2「釣り道具よろし」

水兵3「ヘルメット及びりかちゃん人形よろし!!!!!」

水兵4「現金!400パシフィックフラン!よろし」

運び屋「本艦は直ちに、日本大使館ないし領事館に急行する!航海長!距離を!」

航海長「2,740マイル!ホノルル日本領事館!」

運び屋「ぶーーーーーーーーっ・・・。パペーテに領事館はないのか!」

信号長「パペーテ領事サポートより受診!」

受信員「パペーテ領事サポート部ハ、パスポート及ヒ帰国ノ為ノ渡航書ヲ発行シテオラズ、各艦ガ状況ニ応ジ航空会社オヨビ仏蘭西警察ナドトコウショウスルヨウ求ム!貴艦ノ栄光ヲ祈ル」

運び屋「・・・・・・・・・・・・。」

運び屋「本艦は、直ちに定宿、TAAROA LODGEに急行する!!」


抜け作@南太平洋 その1 / Empty Brain man in the South Pacific 1



抜け作@南太平洋 その1 / Empty Brain man in the South Pacific 1

よし、ラグビージャパンの応援にNZのネイピアに進撃!

と意気込んで宿から空港に向かおうとしたものの、日曜日。唯一の公共交通機関のバスはお休みのため、まずはヒッチハイクしなくてはいけません。けれど、日曜日は交通事情を知っている人がウィークデーよりは簡単にリフトしてくれるよと言われていたがその通り。10分ほど親指を立てていると、車が止まってくれた。

運「何処まで行きたいの」

タ「空港まで」

運「うーん、空港までのバスが出てる、カルフールまで送ってあげる」

タ「ざっす!めるし!」

感謝の意を述べたあと、お決まりのどれくらいタヒチにいるのよん?なんていう会話をしているうちにカルフール前。あ、やっぱここまで来たから空港まで送ってあげるよ、なーんて言ってくれる。

無事に空港で降ろしてもらい、ちょっとしたお礼を差し上げ、「いいよ」「どうぞどうぞ」とダチョウ倶楽部的なやり取りをしたあと、もう一度感謝の意を述べて車を見送る。

さて、まだエアニュージーランドのカウンターが開いていないので、カフェで何か飲むかと思ってポケットに手をやると。。。。

ないないないないないないないないない

なんと、

荷物を引っ張り出しているドタバタの中、パスポートやらクレジットカードやらが入った財布を置き忘れて。。。。うわぁ、全部だよゼンブ。

事情を空港の警察さんやNZ航空の方に説明し、自分は一縷の望みに託しながら降ろしてもらった場所で車を待つ。でもすぐに戻ってこない。という事は、見つかりにくい場所に落としてしまったのか。あれだ。シートとドアの間とかだ。。

置き忘れたのが見ず知らずの方のヒッチ車!という事が大きな壁になり、どうにもならない。虹色のポルシェとか、迷彩カラーのカウンタックとかだったら一発で思い出せるのだけど、残念ながらシルバーだか白だかの小型車。「あ!そうだ!後部座席に紙おむつやらが乗っかってたから、小さな子供のお父さんかな?」とNZ航空の方に伝えると、気の毒そうに笑いながら。

「タヒチの人は、みんな子供いるからなぁ」

ふぅ、日本の方角に向かって、何度か神頼みするが万事休す。

ギギギとチェックインカウンターが、しまってしまいましたとさ。

パスポート、銀行カード、クレジットカード全てを失って、所持金400円。

くらくらする。

トロピカルな景色のはずなのに、海も空も山も草木も2色刷の漫画みたいだ。ここは地の果て世界の終わり。。。

ドラえもーん!


ピトケアンへ行こう! / Let's go to Pitcairn!

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ピトケアンへ行こう! / Let's go to Pitcairn!

一年に訪れる日本人はゼロ〜数人程度!

でもやるんだよ!ハウツーゲッツーピッケアン!

ピトケアンへの行き方情報 日本語版Ver.1.00。

ちょっと長くなります。興味のない人はスルーして下さいねw

--------アクセス方法--------


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1,Claymore II / 定期貨客船

スケジュールはコチラ http://www.visitpitcairn.pn/Shipping.html

一つ目は、他のアップデートと内容が若干重複するけど、ピトケアン政府(英国政府)がチャーターし、仏領ポリネシアのマンガレバ島を経由しNZとピトケアンを結ぶ定期貨客船Claymore IIでのピトケアン行き。

Claymore IIは年に4回、

NZ → ピトケアン → マンガレバ島 → ピトケアン → マンガレバ島 → ピトケアン → マンガレバ島 → NZ

というルートで運行されており、マンガレバ島とピトケアンを往復する回数は年に8回、NZとピトケアン島の往復は年に4回。

タヒチからマンガレバ島*(AirTahichiの空港はGambier/GMR)までの飛行機と船のスケジュールは調整されており、マンガレバ島からの船の出航は飛行機の到着を待ち、マンガレバ島からの飛行機の出発に船は間に合うよう運航されているので心配する事はありません。調整済みの航海予定が、ピトケアン島のホームページに記載されています。

*マンガレバ島までは、各自自力でw

一度の航海でマンガレバ島とピトケアン島を2往復するため、滞在日程は、船と一緒に動くピトケアン滞在を3泊4日か、1往復目のピトケアンに向かう便にマンガレバ島から乗り、2往復目のピトケアン発の便で戻り10泊11日にするか、もしくは次のNZからの便に合わせ、3ヶ月以上の日程にするというパターンになる。

マンガレバ島とピトケアン島の往復運賃は、観光客が5,000NZD、島民が3,000NZD(らしい)。

船はNZからの航海なので、NZ-ピトケアン-NZ往復を全て船で行うことも可能。全行程を船にし、1回の航海でNZに戻ってくる場合、短くて約40日、長くて約50日の航海になり、航海プランや、ピトケアンでの貨物の取り下ろしや海の状況、マンガレバ島との往復回数などによって前後する。

ピトケアンのホームページにNZから船で直接アクセスするスケジュールや運賃は記載されておらず、NZからの運賃やスケジュールを見かけたのは、島の掲示板に貼り付けられた島民向けの運賃/スケジュールのチラシのみで、片道ごとの値段だけだった。全行程を船にする人は少ないのかな?どちらを出発地にしても所要14日で、運賃は1,000NZD也。

Claymore IIの船員さんに聞くと、島民以外でもNZから乗ることはできるらしいので、片道を二つ手配し、全行程船パターンで往復する事は可能かと思う。ただ、島民価格が適用されるか否かは判然せず。適用されるなら時間はかかるけれど、費用は安上がりだなぁ。

船便で向かうと決めたらなら、片道5,000キロ/14日間の退屈さと、船で出される食事の残念っぷりに対しての備えをお忘れ無く。退屈を凌ぐ本やらゲーム、レトルト食品、粉末スープや乾燥野菜などは必携!

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2,ヨット / 不定期ヨット

定期貨客船Claymore IIに旅のスケジュールを合わせられず、且つ船酔いしない人にオススメ。

年に8回、それも偏った日程でしか島にやってこないClaymore IIのスケジュールを補う観光客向けのヨット。ルートは、マンガレバ島とピトケアン間でClaymore IIと同じ。運航は下記ホームページを参照ください。こちらもClaymore II同様、タヒチ島からマンガレバ島への船のスケジュールとは調整されるようだ。

ヨットは海の状況により激しく揺れる上に狭く、高齢者や船に弱い人にはあまり向いていないのがネック。マンガレバ島から往復2,500NZDくらいとのことで、Claymore IIより安いのが取り柄?タヒチからの往復航空運賃、ピトケアン島での滞在アレンジを含め、日程によっては5,000USD前後のパッケージも用意できると、島のPitcairn Travelの方から伺いました。

船の詳しいスケジュールは、ピトケアンの観光局か、主催しているピトケアントラベルまで。

http://www.pitcairntravel.pn/

それにしても、Claymore IIのNZからの運賃、マンガレバ島とピトケアン島とのClaymore II、ヨットの価格のバランスが悪い。。。

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3,夏季のクルーズ船

三つ目はピトケアンの観光シーズンの11月から3月の夏の間、世界一周航海や南太平洋横断の途上で、ピトケアンに立ち寄る客船に乗り込み、島へ上陸するエクスカーション(オプショナルツアーみたいなもの)を利用してピトケアンに入国する方法。

客船のサイズによっては安全上の都合、船着き場や艀のキャパシティーの限界もあり、ピトケアン島に上陸できないものもあるので注意。細かい数字は尋ねそびれてしまったのですが、乗客が300人を超えるような客船は、島をぐるりと回る程度、乗客が300人以下の船ならば、海の状態が穏やかであれば、艀や島のロングボートを利用し、半日観光なんかができるそうだ。

船によっては、ピトケアンだけでなく、南米、ガラパゴス、イースター島、タヒチなんかを一気に旅できる日程のものもあり、上陸できるか否かの問題はあるけれど魅力的。詳しくはピトケアン島のホームページで船の運航状況を調べ、船名などから運航会社のホームページに記載されている日程表/itineraryをチェックしてみて下さい。

http://library.puc.edu/pitcairn/studycenter/cruiseship.shtml

豪華客船系クルーズ船より、秘境探検系クルーズ船の方が船が小さく、上陸できる可能性が高そうです。お値段は船のサイズや船室のチョイスのほか、何人で旅するかで大きく前後します。

このルートでのピトケアン入りを考えていた為、いくつかの船を調べていた時期があったのですが、

チリのバルパライソを出航し、ロビンソンクルーソー島、イースター島、ピトケアン島、マンガレバ島を経由してタヒチ島という15日くらいの日程で、一番安いクラスの船室の一人利用が4,500EURくらいでした。ええいままよ!で、島に上陸できるかどうか分からないのに、50万円近くの出費を覚悟していた自分がちょっと懐かしい。

世界経済の先行きがアレレな為、乗客が集まらず欠航になったり、ディスカウントされたり、せっかくイースター島に行くのに、島のエクスカーションが満席だったりと状況や価格は常に変動しますので、あくまで参考まで。

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4,個人ヨットや貨物船

ロンプラをチェックすると、島旅の欄には大抵、ヨットをヒッチして島に向かうなんていうことが良く書かれているけれど、船で島から島へなんてのは、日本人にとっては、加山雄三やら限られた金持ちのレジャーといった感があり、敷居が高い。

タヒチやマンガレバといった場所で長く滞在し、ヨットが係留されているマリーナで情報を収集する事ができる人のみかなぁ。でも、島の人達には歓迎されると思う。「おう、良くきたなぁ」ってw。また、ピトケアンに立ち寄る予定のある貨物船を自力で見つけ、それで渡航するのは、現在非常に厳しいかも。ピトケアンの観光担当が仲介してくれるとは思えない。

以上、アクセス方法はそんなところです。

皆様のピトケアン行きが後悔しない航海になりますよう!Good Luck!

--------Claymore IIの予約方法--------

ピトケアン行きを思い立ったら、いずれかの方法で向かうかを決め、クルーズ船以外の方法でピトケアンを目指すならば、ホームページをチェックし、船のスケジュールに目星を付けた上で、ピトケアン政府の Tourism Coordinator/観光担当責任者(tourism@pitcairn.pn)宛にメールしてみましょう。クルーズ船の場合は、船会社のホームページでどうぞ。

--------予約の流れと必要なモノ--------

Claymore IIでピトケアンに行こうと決め、Tourism Coordinatorさんとやりとりを始めましたが、中学生か高校1年生レベルの英作文と読解能力で十分でした。メールへのリプライも早く(暇なのかな?)、かなりスムーズに事が運んだという印象です。

やりとりの流れてとしては、

運「いつ頃orこのスケジュールでピトケアンにいきたいのですが」

というメールをにTourism Coordinatorさんに送り、二日後くらいに以下のようなメール。その後はとんとん拍子でした。

ピ「その船に空席はありますよ。もしその船で来られるなら、以下のものをメールで送って下さい。

//////必要書類(全てデータ、メール送付で可能!)//////

☆ Confirmation of your flight booking from Tahiti to Mangareva
 タヒチ島からの航空券の予約票

 → 2011年の段階で、エアタヒチのオンライン発券は、
   1、オンラインで予約
   2、座席確保が出来ましたのコンファームがエアタヒチから届く
   3、指定されたアドレスから48時間以内でネット(カード)決済。
   
   という方法。

   出発日が近い場合、飛行機の予約だけ入れるのもありか?
   万が一、船のアレンジが出来ない場合キャンセルできるから。

☆ A scanned copy of the photo page of passengers passports
– for British High Commission check
 
 自分の顔写真のあるパスポートページのスキャンデータ。

 → デジカメで出来る限り綺麗に撮影したものでOKだった。

☆ Confirmation of your medical/travel insurance
 
 医療・旅行保険
 
 → クレジットカードのものがあると伝えただけでOK

☆ Your next of kin details.
 
 自分の家族の氏名と誕生日、住所。e-mailでの連絡先。

これらを済ませ、必要情報を添付や転送で送ると、

ピ「Hello Hakobiya – well done. I’m pleased that you were able to get a seat on the plane. Thanks also for sending through your documents. /あんがと、飛行機の座席がとれて良かったね、書類もとどいたよん。」

ピ「I have forwarding your passport photo page to our PIO office in Auckland for clearance with the British High Commission. ー中略ー
The owner of the Claymore II’s account details are as follows/パスポートの写真やらはオークランドの高等弁務官に送りました。(中略)で、船賃を振り込むのオーナーの銀行のアカウントはコチラ」

ということで、NZにあるWestpac銀行の口座番号が送られてきます。

メールのやり取りはサモアで行っていたため、近くにたまたまWestpac銀行の支店があり、あっさり完了。クレジットカードで支払いが出来てしまった。

送金が完了した旨をメールで連絡。

振り込みから週末を挟んで5日でTax/Invoiceが発行され、少し時間をおいてメール添付にて送付されてきました。全体的に非常にスムーズな印象。初めてメールをしてから10日もせずに全てのアレンジが完了しました。

思い立った一ヶ月後に便があって、そこに空席があればピトケアン入り出来るかと思います。最短で2週間後とかでも可能かな?

長々となりましたが、そんなところです。



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