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2011年12月末時点の訪問国



2011年11月末...visited 213 countries (95%)





2011年12月末...visited 220 countries (98%)


2011年12月末時点の訪問国

このマップのルール(こちらからどうぞ)だと220カ国ですが、

モンテネグロ
コソボ
香港 
マカオ 
仏領 シンマルタン
英王領 マン 
北キプロス
西領 セウタ
西領 メリラ
仏海外 サンピエール・ミクロン島
蘭領 クラサオ
蘭海外 ボネール
蘭海外 サバ
蘭領 シントマールテン
蘭海外 シントユースタティウス
仏海外 サンバルテミー
フィンランド領 オーランド諸島
英王室領 ガーンジー
英王室領 ジャージー
デンマーク領 スヴァールバル諸島
仏海外 ウォリス・フツナ
ニュージーランド領 トケラウ
仏海外 マヨット
濠 クリスマス島
濠 ココス諸島
南スーダン

以上、マップに反映されない26の国を加え、消滅したオランダ領アンティル、分裂したけれど、このマップの訪問国リストに1つの国として載っているチャネル諸島を引く。

220+26-2で244カ国*を訪問済み。

--------------

今月は中央アフリカ共和国、コンゴ、コンゴ民主、ガボン、サントメ・プリンシペ、赤道ギニア、セイシェル、南スーダンの8カ国を訪問。全て国連加盟国だ!YEAH嗚呼!

1ヶ月で8カ国巡るというのは、1カ国当たり3日ちょいの訪問時間というスピード訪問ということ。いくつかユックリしたい国もあったのですが、遺憾ながらパスポートスタンプ馬鹿モードとさせて頂きます。サントメと中央アフリカ共和国はもう一度行ってみたいなぁ。他はべつにいいやwこれで残りはあと4カ国/地域

--------------

残り4カ国/地域は

サウジアラビア
リビヤ
フォークランド諸島
セントヘレナ・アセンション

以上。

サウジアラビアは、トランジットビザが発給されるたら来年早々に訪問し、フォークランド諸島とセントヘレナ・アセンションはエアや船は手配済み。リビアはまあいつか行きます。

全部の国に足を踏み入れろ!旅は、リビアの情勢もあって、最後の1つで様子見になりそうだけど、旅をしながら次の旅のプランを組みたてて頭を悩ます。。。。っていう状況からは開放されそうです。それが何よりも嬉しい。

もう、この時点で自分の旅スタイルってのは破綻してるな、色んな意味で。。。

いずれにせよ、体調管理と油断しなければ、なんとかなりそう!大詰め!


*日本人旅行者で全ての国を訪問した方の情報などを参考にしておりますが、国のカウント方法は何を持って「国と地域」にするかで変わってしまいる上、自分自身が勘違いしている箇所などもあるかと思います。

狂気の6年、その飛行記録。

狂気の6年、その飛行記録。

年の瀬です。

南スーダンの記事に気合いが入ってしまってるので、年末系ネタ投下。

来年は、飛行機に乗る回数も海外に出ることも激減しそうな予感。そんな区切りの年末。せっかくだから人生で最も激しく飛行機に乗り、寿命をグンと縮めたであろう狂気の6年間を、振り返る意味を込めまとめてみました。

まず、飛行距離と搭乗回数。

2006  756,921マイル 249フライト
2007  694,298マイル 265フライト
2008  676,262マイル 255フライト
2009  564,070マイル 276フライト
2010  277,794マイル 170フライト
2011  418,127マイル 202フライト

合計 3,387,472マイル 1,417フライト

3,387,472マイルは約5,450,000キロ。

赤道上を、地球一周するなら約135周、成田ーロスだったら約310往復、羽田ー伊丹だったらだいたい6,700往復くらいの距離。

大雑把だけど、500マイル弱飛ぶためにかかる時間を約1時間とすると、6年間で約6,775時間、一日あたり、3時間ほど飛行機に乗っている計算になる。これだけ乗って、お空の上での出会いなんてモノはほぼゼロw。馬鹿な人生だなと我ながら思う。

費やした時間や航空券代を、もっと別なことに使っていたら。。。。なーんて考えると、耳から血が出て、泡吹いて卒倒するしかないので、持ち前の忘却力を発揮し、気にしないことにする。飛行機に乗ったからこそ、あれができたんだ、これを見られたのだ!と思い込む事にします。

さて、利用した航空会社数は120社で、搭乗距離のベスト10は以下の通りで、運び屋仕事と拠点空港の相性がバッチリだったり、マイレージキャンペーンに乗っかったりしたユナイテッドの利用が飛び抜けてる。


飛行マイル分け、UAとAAとNWで75%オーバー。


飛行回数分け、ライアン航空が4位!大健闘。


利用回数だと、4位に62回搭乗したライアンエアなどが入って大健闘。他のLCC利用も全て合算すると、LCCの搭乗回数は約160−170回くらい。全利用回数のうち、約12%くらい。

一番ぼろい飛行機は、ソマリランドのハルゲイサからからジブチまで飛んだ、IL-18。 その記事

一番新しい飛行機は、今年のったA380。そういえば、A380は、リカちゃんヘルメットを装着して乗ったなぁw その記事


1    UA    United Airlines
1,496,500マイル     451フライト

2    AA    American Airlines
575,102マイル     186フライト

3    NW    Northwest Airlines
485,813マイル    147フライト

4    DL    Delta Airlines
125,172マイル     57フライト

5    JL    Japan Airlines 
68,137マイル            44フライト

6    B6 JetBlue Airways
45,849マイル        42フライト

7    SQ    Singapore Airlines
45,192マイル       15フライト

8    LH    Lufthanza Airlines
36,827マイル      19フライト

9    CX    Cathay Pacific Airways
36,631マイル      12フライト

10    MH    Malaysian Air System
32,830マイル      14フライト


11    FR    32,558     62
12    NZ    32,464     13
13    BA    27,856     17
14    TP    18,542     8
15    AY    18,525     7
16    KQ    18,413     8
17    KE    17,586     5
18    CO    16,880     10
19    NH    15,976     16
20    KL    15,029     8
21    SU    13,252     5
22    FJ    12,339     17
23    CZ    10,870     6
24    OZ    10,325     10
25    DJ    9,704     8
26    AK    9,692     13
27    G9    9,355     8
28    FZ    7,920     10
29    FI    7,490     4
30    TG    7,168     6
31    MS    6,876     4
32    D7    5,328     3
33    SA    5,264     4
34    WN    5,257     12
35    QF    4,754     3
36    IB    4,423     4
37    AC    3,886     2
38    MX    3,690     3
39    SN    3,182     1
40    EI    3,170     1
41    HY    2,972     5
42    7I    2,916     6
43    KU    2,900     1
44    CA    2,840     2
45    J9    2,788     5
46    TN    2,544     1
47    SK    2,510     2
48    X3    2,450     5
49    KB    2,390     2
50    LI    2,315     12
51    MD    2,216     4
52    3O    2,072     2
53    VT    2,056     2
54    9W    1,998     2
55    0B    1,982     2
56    1T    1,980     3
57    AV    1,867     4
58    NY    1,776     2
59    OS    1,754     4
60    3K    1,575     2
61    LA    1,480     1
62    MZ    1,458     2
63    AS    1,356     2
64    KA    1,234     1
65    XQ    1,183     1
66    U2    1,144     1
67    BL    1,082     2
68    SB    1,050     2
69    IA    1,015     1
70    QZ    1,004     2
71    JT    1,004     2
72    RC    978     2
73    UL    966     2
74    N5    908     1
75    AZ    896     1
76    SV    847     2
77    AT    835     1
78    ON    784     2
79    TK    762     1
80    PJ    760     2
81    ZH    726     1
82    ET    724     1
83    VX    676     2
84    DT    638     1
85    PC    618     1
86    CY    588     1
87    BP    566     1
88    JE    564     1
89    J0    563     1
90    QX    551     1
91    VF    548     1
92    4C    542     2
93    IR    532     2
94    EK    530     1
95    Q8    517     1
96    IC    400     1
97    AH    382     2
98    E5    377     1
99    XL    364     2
100    FD    360     1
101    AF    329     2
102    MN    304     1
103    UU    301     2
104    BC    280     1
105    BD    279     1
106    C2    270     1
107    US    269     1
108    NE    269     1
109    BT    256     1
110    GS    225     1
111    TR    213     1
112    BX    210     1
113    WM    206     6
114    VK    187     1
115    PK    175     1
116    D3    154     1
117    PH    130     2
118    BE    87     1
119    NM    64     1
120    SI    24     1

2011年末のマイル残高とステイタス。

2011年末のマイル残高とステイタス。

UA → 1K復帰
AA → Exe.Plat復帰
AA → Plat降格

スクリーンショット(2011-12-31 4.08.40).png
UA

スクリーンショット(2011-12-31 4.10.51).png
DL

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AA

BA 419 LUX-LHR

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BA 419 LUX-LHR

ルクセンブルクの3レターは、LUX。

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シャンプーのCMで「LUX,スーパーリッチ」なってのがあったけど、ルクセンブルク空港は、小さいながらスタイリッシュでお金がかかっていそうだ。空港に限らず、ルクセンブルクのオペラハウスや美術館など、ルクセンブルク新市街に立ち並ぶ近代建築ってのは、ヨーロピアンなデザインなだけでなく、なんだかマテリアルまできっちりお金がかけてありそうな雰囲気がある。

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中央駅から空港まで1.5EURのバスで結ばれているのは、すばらしい。あ、これは別の話か。

初めて利用する空港なので、午後6時過ぎのこの空港がいつも閑散としているのか否かは分からなかったけれど、とにかくガラーンとしていて、利用した空港ラウンジもひとりぼっちだった。

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搭乗機はA319。搭乗率は2割といったところ。

ビジネスクラスの利用客はいないようで、カーテンは離陸から着陸まで閉じられなかった。

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2011年の旅は、いろいろあったけど、このロンドンへのフライトで打ち止め。最後の最後の入国審査通過まで2時間かかるけど、またよし。2012年も気合い入れていくぞ!

ルクセンブルク / Luxembourg

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ルクセンブルク / Luxembourg

ルクセンブルクというと、ヨーロッパの小さい国。地理好きな方なら、滴のような、精製しすぎた米のような形をしたルクセンブルクの国土とその場所なんかをイメージできるかもしれない。

が、自分にとってのルクセンブルクは、

17年だか18年前、初めてのヨーロッパ旅行中にこの国を訪れ、中央駅でトイレを探している時に、親切なお兄さんがトイレを案内してくれ、なんだかおかしいな?と思いつつ駅の地下駐車場の小さなトイレを案内され、

挙げ句、

自分の愚息を「オウゥ」なんて言って見られるは、そいつを咥えられそうになるは。。。という擦った揉んだがあった。。。という国こと。

ヨーロッパ、特にドイツとベネルクスはそっちの方も開けっぴろげで、同姓にナンパされたっていう旅行者はよくいる。ただ、異性間と違って、同性間ってのは、いろんなことが直球で、「コトに及ぶ」までの時間が極めて短いんだよな。

さて、そんな事件があったルクセンブルクを久しぶりの再訪。

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宿の晩飯に期待できないので、駅前のマクドナルドで、ルクセンブルクでの初めての食事をしてしまったけれど、ドイツ語とフランス語が入り交じり、ヨーロッパの外をルーツにしているであろう若者が、少数派のヨーロッパ系若者と一緒にワイワイやっているのが印象的に残った。

世界トップクラスの豊かさを誇る国、ヨーロッパ的なモノが沢山詰まった歴史的経緯など、面白いモノが一杯詰まってるのだけど、残念ながら今回は要塞と都市囲郭の見物でタイムアップ。

前回の訪問は、たどり着くなりちょっとした事件があったけれど、今回は老若男女、全てに相手にされませんでした。自分は要塞や城壁に涎をジュルジュルたらしてたけど。。

ルクセンブルク都市囲郭 / Luxembourg Bastions

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ルクセンブルク都市囲郭 / Luxembourg Bastions

場所

古くは古代ローマの砦があり、大国に翻弄されるルクセンブルクの歴史、兵器の進化と築城技術の革新に伴い、幾重にも連続する稜堡が築かれた様子。

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17世紀初頭。中央上の岩山付近に注目。




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1684年




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1713年


ルクセンブルク旧市街は深く抉られたAlzette川とPétrusse川が交差するアルデンヌの台地上に位置しており、中世初期であれば台地の崖を要害とし、台地伝いの西側を城壁でキッチリ囲えば良かったのだけれど、ルクセンブルク中心部が大砲の射程になった近世以降は、対岸の高地にもその後、台地沿い川の対岸の高地を奪われぬよう、分堡をガリガリと増築していったようだ。

分堡のオベルグランワルド稜堡と、ティンゲン要塞なんかは別途アップデート。ということで、旧市街を取り囲んでいた城壁、そこから直接伸びていた稜堡をコチラでアップデート。

といっても、ヨーロッパの他の都市同様、19世紀遺構、稜堡の破壊と市街化がすすんだようで西側の囲郭はあまり見る影もない。囲郭が一番重厚であった箇所は、これまたヨーロッパの他の諸都市同様、緑地帯となり、市民の憩いの場となっている。

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1、稜堡へのトンネルだけが残ってます。

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2、ちょっとした土盛りのようですが、稜堡跡のクランクです。

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3、所々にこうした稜堡の石積みが残っており、

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3、ルクセンブルク出身の歴史的なサイクリストのレリーフなんかが埋め込まれてます。


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4、ここはかなり修復されているけど、キッチリ残ってます。緑地帯の中の美術館。

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5、ルクセンブルクの本来の見所。自然地形をガッチガチに石積みで稜堡化してあります。

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6、何の表記もないけれど、稜堡に付随した射堤のような地形もチラホラ。

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7、旧市街のからみた西側の新しい市街地は、稜堡の名残のような道のカーブや、こういった地名が所々に残ってます。


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8、中世の匂いのする城壁と櫓跡。自然地形に手を加えた稜堡要塞以前のスタイルです。


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13、旧市街から伸びた尾根の、ガッチリとした石組み。出丸のような役割をしていると思われる。詳しい説明書きが他の要塞の重要な箇所同様あったのだけど、フランス語とドイツ語表記で判然しなかった。

ティンゲン要塞 / Fort Thüngen

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衛星から身を乗り出して撮ったようなアングルで、ルクセンブルクのGoogle Mapはなんだか気持ち悪い。

ティンゲン要塞 / Fort Thüngen

場所

1732年にハプスブルク・オーストリアによって築かれたルクセンブルクの分堡。オベルグランワルド稜堡(要塞) / Obergrünewald Fortを更に延伸したような場所に築かれている。矢印型稜堡にカウンターガードが付属するような形状。堀が埋められていること、カウンターガードが美術館が建っていること、丸みを帯びたカーブなどから、近世要塞であることがイメージできなかった。。

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ニーデルグランワルド稜堡(要塞) / Niedergrünewald Fort

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場所

ニーデルグランワルド稜堡(要塞) / Niedergrünewald Fort

こちらもルクセンブルクの都市囲郭の外郭、分堡。攻城兵器や大砲の発達に伴い、都市囲郭が拡大し、中世初期までは見向きもされなかった台地上ががっちり要塞化されたってのは、谷を挟んで南に位置しているオベルグランワルド稜堡(要塞) / Obergrünewald Fortと同じ。

ただ、こちらの要塞は、破壊され城壁は崩され、堀も埋められた様子。西側に僅かながら往時の姿を残している箇所がある。

要塞があった場所は山林化が進んでいるが、往時の要塞行こうと思われる窪みや土盛りが散見し、鼻のきく方なら感じてくれると思う。

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オベルグランワルド稜堡(要塞) / Obergrünewald Fortを隔てる谷から、要塞がある方向を見上げると、怪しい凹み。日本の中世古城巡りで鍛えられてるので、こういう景色を見ると、一発で「空堀!堀切!」と判断するようになります。たぶん、堀の跡だと思う。


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谷から上がって行く城壁。登り石垣と日本の城郭用語では分類されるかな。ただ、意味合いは台地上に築かれた要塞を連結し、川筋(要塞の背後)に回られないようにするための、防衛ラインと考えた方がいいかな?

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切り通しのような箇所を登って行くと

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要塞跡。

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コチラは、攻撃を余り想定していない城塁だからか、日所に甘い印象。

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赤い点でポイントされている辺りが、遺構が残っている箇所。

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トンネルの入り口だけ残ってる。城壁が崩されて堀が埋められると、こういった連結施設や回廊の入り口だけが残るのかも。


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要塞センサーがあれば、なんとなく城壁跡なんかが見えてきます。

オリツィー稜堡(要塞) / For Olizy (Bastion)

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オリツィー稜堡(要塞) / Olizy Bastion Fort

場所

ルクセンブルクの都市囲郭の外郭、分堡のほとんどは破壊され、市街に飲み込まれたり、公園化されたり、もとの山林に戻りつつある。20世紀初頭にはほとんどの遺構が破壊されたり埋められてしまったため、山林化したところから稜堡の痕跡を辿るのは、藪が枯れる冬の外衣かもしれません。ま、これは日本の中世古城巡りと同じ。

さて、Google Mapからも、ヨーロッパの要塞好きさんのサイトからも発見できず、ルクセンブルクのユースに貼られていたポスター大の市街地図から発見したのがこのオリツィー稜堡跡。

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破壊がかなり進んでいるので、射堤や稜堡の基部であったと思われる箇所が道路脇にあったりするだけで見応えはない。けれど、日本の中世古城巡りが好きなような方にはたまらないかも。


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この画像の中央最上部。

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このあたりと推定。


ニーデルグランワルド要塞にあった俯瞰図より。時代を追うごとにどんどん形が変わるので、古地図も頼りにならない。。ぐっすん。

古地図と付き合わせてみるとニーデルグランワルド稜堡(要塞) の一部のようにも見えるけれど、現存している遺構と遺構の間に200メートルくらい距離があるので、地図を参考に別アップデートしてみました。

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1

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2,稜堡の基部、もしくは射堤と思われる土盛り。道路の拡幅によって、高低差がくっきり。

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3

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4

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5 林の中に城郭遺構と推測される人工的な土壇がある。この上に石積みがされてたかも。



オベルグランワルド稜堡(要塞) / Obergrünewald Fort

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オベルグランワルド稜堡(要塞) / Obergrünewald Fort

場所

ルクセンブルクの都市囲郭の外郭、分堡。攻城兵器や大砲の発達に伴い、都市囲郭が拡大し、中世初期までは見向きもされなかった台地上ががっちり要塞化された様子。同じような稜堡が、同じ時期、ルクセンブルクの周囲を流れる川の対岸に築かれたようだけれど、明瞭に残してあるのはこのオベルグランワルド稜堡のみ。

丁寧な修復と復元がなされている上、仏独表記ながら案内板も多数設置されており、稜堡要塞初心者も安心(イラストもあり、なんとなく要塞のアレコレが分かる?)だし、補助壁や、胸壁、胸壁上の土盛りなど、歴史考察を経てきっちり残して(復元)いる感じを受ける。

尾根伝いに攻撃してくる敵に向け築かれた、ルクセンブルク市街を守る稜堡要塞なので、ルクセンブルク側から入ると、城の内側からお邪魔します。といったルートとなる。往時は尾根に築かれた稜堡を連結する石積みが、台地と谷を結んでおり、谷底には櫓状の門なども築かれ、一部が残っている。オススメ。誰も行かないだろうけどw

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1、宿泊先のユースからの眺め。橋桁間から。ルクセンブルクな景色。

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2、兵舎跡

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3、櫓状の門。古い写真?からすると、万里の長城のミニュチュア版のような城壁が谷と台地を結んでいたらしい。よく見ると斜面に城壁の基部の跡や、櫓門跡にも城壁と繋がっていた箇所が修復されているような感じがする。

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4、台地を登って行くと、要塞の北西の突端が見えてくる。

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8,ルクセンブルク市街。コチラの方角を守るため、市街側(西側)の崖にはこれといった城郭遺構はみかけられない。

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16 駐屯所跡。

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a 凹堡と外堡と連結するカポニエール内部。

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c 左手が凹堡。右手が外堡。連結してるのがカポニエール。

00b.JPG
c 外堡からの眺め

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