*4/1よりお遍路に出ているため、予定投稿!
Day-0008 小田原駅 → 沼津駅 / Odawara Station to Numadu Station
<8日目>
今日の歩距離 : 44.82km
今日の宿泊先:大崎基地
皿鉢料理な晩ご飯で大盛り上がりの夜、終電で小田原にログインし、朝が早いので漫画喫茶で一眠りし、7時前に小田原駅を出発する。
なんちゃって天守の乗っかった小田原城脇、石垣山(秀吉の一夜城)城へ続くルートなど、城馬鹿としては涎は出るし、後ろ髪を引かれる思いな場所が続くけれど、ひたすら箱根峠を目指す。
箱根湯本前で国道1号線を左にそれ、旧東海道に入る。旧東海道は小涌園なんかを経由してぐっと迂回する国道1号線と違い、小田原から真っ直ぐ芦ノ湖畔に抜けるかなり直線的なルート。実際歩いて見ると当然山道なワインディングロードだけど、遊びなしにガンガン登るようなルート。距離が短かくなるだけ、登りがきつくなる。
GPSアプリをチェックしても、グイグイ高度が上がって行くのが分かる。
2時間ほど歩いて、標高400メートルの畑宿。難所の七曲がりの坂を越え45分ほど更に歩くと標高600メートル。歩き始めてから3時間、午前10時過ぎ、旧東海道の石畳の道に難渋しているときに、GPSアプリとはいえ、箱根東坂の最高地点812メートルを超えたようだった。
登りが続く中、這い上るような坂はハードだったけれど、歩けば歩いただけ標高が上がり、芦ノ湖が近づいてくるというので、テンションが維持されたのか余り疲れない。小田原駅をスタートしてから丁度3時間半で箱根の関所に到着。GPSアプリによると歩行距離は18.49キロとのことだった。
天気が良く、白い富士が美しい。
食事でもしようと思ったけれど、ピン!とくるお店が見つからず、疲れてもいなければ、空腹感もない。せっかくの箱根だけれど、駅伝の往路ゴールで記念撮影したりする程度で、さっさと三島を目指すことにする。1時間弱で箱根峠。GPSアプリは、実際の標高846メートルからかなり水増しした866メートルを指していた。ちなみに峠から少し芦ノ湖よりのドライブイン近くの温度計は4度だった。
道を迷った時のログひたすら下り。国道1号線は旧東海道とらせんを状にかみ合っており、時折石畳で整備された道を歩くことになる。急な石畳の下りは、正直足に負担がかかる。お遍路でも下りの歩きで膝を痛める方が多い、グリップ時に靴の中で足が動き、マメができてしまうのも要注意。
大枯木坂で、キラキラと輝く駿河湾を眺めて感慨にふけながらの章休憩を挟み、ひたすらの下り。
旧道と1号線のらせんに惑わされ、一度大きく道をそれてしまったりするが、それでも芦ノ湖から2時間半位で山中城城趾にたどり着く。
秀吉の小田原攻めの際、秀吉型の大軍団に飲まれるようにして落城したでおなじみの山中城。
障子堀や畝堀という、北条氏が得意としていた築城技術がパチッと残っており、空堀で区画された本丸北西の横曲輪の縄張りも北条な匂いがしてなかなか。関東の覇者に相応しいなかなかの城だけど、日本の中心をがっちり押さえた秀吉軍の前に、中世の色を残す城なんてひとたまりもなかったんだなぁ。
山中城の見物を終え、更に箱根西坂を下る。沿道には昔からの家並みを引き継いだ市街が始まる。右手に富士な景色は中々なのだけど、眼前に広がる三島や沼津の景色があるけどあるけど近づかず、小田原から30キロを越えたあたりからがしんどかった。
それでも明るいうちに三島入り出来たので、三島大社脇のデニーズで小休止した後にもうひと踏ん張り!と沼津まで歩き、母方のお墓参り経由で沼津駅。ゴール!沼津駅までの歩行距離、44.82キロ。
人生で一番歩いた日の晩ご飯は、桜エビとシラスの軍艦が入ったお寿司。
寿司を縦に並べ、長さを測ったらまあビックリ!44.82センチだった。
嘘。