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JW 8542 FUK-NRT

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JW 8542 FUK-NRT

遅くまで飲んだ上寝付けず、さすがに朝が辛い。

9時10分の飛行機となると、成田空港発ならなら6時過ぎ、羽田空港発なら6時半頃の鉄道で、東村山駅を出発していなければならず、ハッと気がついた時は、7時近かった今朝など、間違いなく乗り遅れていただろう。

福岡空港駅まで12分の天神からなら、8時の地下鉄に乗れば十分。7時に飛び起きたところで、慌てる必要は一切無く、シャワーを浴びてパンにバターを塗ってもまだまだ時間を持て余してしますくらい。

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ま、東村山と天神を引き合いに出すのが、そもそも比較にならないのだけれど、人間が鉄道に乗っている時に行う消費や経済活動なんてのは、たかが知れていて限定的。福岡に飛行機で訪れる人の方が、お金を落とすのではないだろうか?

ぬぅ、成田に空港を建設したのが、そもそもの悲喜劇の始まりなのだけれど、東京が巨大になりすぎて不便になっている。効率が良い面だって当然無視できないけれど。。。もし、福岡が首都だったら、パスポートとったその足でどこかの国の大使館に出向き、なんとかビザを当日発給して、その日の夕方の便で仕事や旅行で飛ぶことができるはず。。。

なーんて思う。

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搭乗率は、5割にも満たない。

シート選択をしないお客さんがほとんどなためか、搭乗率は低いのに、機内中央に乗客がグーッと集まっており、そこだけ満席状態だった。





福岡 / Fukuoka


福岡じゃないけど。。。

福岡 / Fukuoka

「福岡は確かにほどよく都会と自然があっていい街よ。問題はかわいこちゃんは多いのに、九州男児はいない事かなー。他県から遊びに来た子はみんな言う(笑)」

なんてことを、福岡在住の阿波踊り仲間がメールに書いていたので、町に出ると、どうもきょろきょろしてしまう。

なるほど。

歩いていると女性の姿が目立つ。平日の午後の繁華街といったら、福岡ならずともどこでも女性が多いのは当たり前なのだけど、そういった条件を考慮しても、やっぱり女性が多いいと感じる。元気そうで美しいなぁ。



出張者や単身赴任者にこの町が愛されているのは、町のサイズや食の素晴らしさもあるが、案外この当あたりにあるかもしれない。なんて思う。

男と女の出生率は、生物としてのオスの弱さに気遣った神の、「見えざる手」によって、わずかに男の方が多く生まれるようになっていて。。。とか、男の浮気性云々を、男は少しでも多くのメスに云々など。。

どうも、男女関係において、男の方が割を食うというか、必死さが際立つというか、まあ、切ない場面をよく見かける。実際、思い当たるフシもある。



女日照りが続いている我が身を慮って、

「しょうもない男とかわいい女の子の組み合わせを、福岡ではよう見かけるけん、運び屋さんも頑張ってよ!」

と阿波踊り仲間は言ってくれた、こんな俺にもチャンスが巡って来そうな気もしたけれど。。

例によって、今回も色恋沙汰無し。いつも通りの俺っぷりを発揮。

初日は阿波踊り美人姉妹と、眩暈がするよなサバ料理を堪能し、二日目は、なかなかタイミングの合わなかった、転勤族の友人と数年ぶり再会。もつ鍋をつついたあと、モツモツと夜の町に繰り出し、福岡の底力と可能性を感じたところでタイムアップ。

可能性を秘めた、イイコトありそな町が俺にはある、また次回。。



なーんて思って福岡空港に向かうと、地下鉄空港線は、どこの男性専用車両だよ。。っていうくらい男ばっかりでした。ちゃんちゃん。


ハリーケーンでバウンティー号が沈んでしまった / Sandy sinks 'HMS Bounty'



ハリーケーンでバウンティー号が沈んでしまった / Sandy sinks 'HMS Bounty'

BBC

タス通信

世界最小人口の国ピトケアン諸島は、航海中に反乱をおこした「水兵」達が、船長らを船から追放した後タヒチに立ち寄り、半ば強引に連れ去った「タヒチ女性ら」と結ばれ、島の「Origin」になっている。生粋のピトケアン人は少なくなってしまったけれど、コーカソイドとポリネシアの血を分け合った独特の容貌をしています。

人口の少なさや渡航の難易さもさることながら、国の始まりが、歴史的記述として残っているという意味でも、類希なる国なのですが、その反乱の物語は「戦艦バウンティ」として映画化されており、撮影の為に当時のまま性格に建造されています。

映画撮影後は、皆さんもご存知の海賊映画に使用されたり、ピトケアン島が発行する切手などにも意匠の一つとして使われ、充実した余生を過ごしていたのですが、その「戦艦バウンティ/HMS Bounty」が北米を襲ったハリケーン、サンディーで沈んでしまった。

正確に復元されたという船は、島の成立の経緯もあって、存在感は大きかったはずで、今回の事故に島の人々は、心を沈ませてしまっているに違いなく、彼の地の現状や未来を考えると心が痛む。もちろん沈没で行方不明になっている方の安否も心配だ。

反乱兵達が、ピトケアンに辿り着いて程なくして、英国海軍の追跡をくらますために、初代「戦艦バウンティ号」はピトケアン島の湾と呼ぶにはあまりにも頼りない北の海岸が、ほにょっとへこんだ海底に沈んでおり、素潜りすると、船の竜骨やリブが確認でき、湾の名前はバウンティ湾と呼ばれています。

たまたまピトケアン島のガイドブックを福岡に持って来ていたのもなんかの縁だと思い、悲劇を引き合いにして、ピトケアンの説明をする忍びなさには目をつぶった。こういった時に書かないとブログを読んでくださる人の心にも残らないし。。。。。

JW 8543 NRT-FUK

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東村山上空。

JW 8543 NRT-FUK

ターミナルオープン初日に続き、エアアジアで福岡に飛ぶ。

本日の搭乗率は6割5分くらい、毎度のことだけれど、時間を気にしながら、RIMOWAやTUMIをゴロゴロ引っ張るような、見た目からしてのビジネス客はいない。大半が小旅行しに行く人、小旅行から戻る人で、ターミナルの中で言葉を交わしたオーストラリア人も、仕事が今週は日月休みだったから東京に行ってみたそうだ。

福岡いいよねぇ、と水を向けると、福岡は自転車でどこでも行けるいい町だけれど、遊んだり面白いところはやはり東京らしい。九州の食事の旨さや手頃さは実感してるようだけど、話の端々から少々退屈さも感じているようだ。気の置けない同国人の数も東京程は多くないだろうしなぁ。

でも、東京に住むのは大変だぞぅ。なんて脅かすと。

「一昨日は、新宿の漫喫に泊まったんだけど、仕事が終わらなくて平日は漫喫に寝泊まりし、週末だけ家族のいる千葉の実家(外房?)に帰るっていう人がいて、驚いたよ。僕は日本に仕事に来ているガイジンだから、何も言えないけど、それをおかしいと思わないのかね?」

「おかしい。」

と答える。

毎日のように終電で帰るのを避けるべく(こんな自分でも、似たような体験をしている者として、多少辛さは分かる)、漫喫泊なのだろうか?それにしても救いが無さ過ぎる。

あってはならない環境だと思うけれど、十分あり得るケースだ。終電続きで、完全停止脳内朦朧朝方嘔吐連続状態だった自分を思い出す。どんなお仕事か分からないけれど、漫喫泊サラリーマン氏の仕事との関わりが少しでも良くなるように。。と祈る。明日は我が身で、貧乏旅行中は、空港泊を続けていたけれど。。。

そんなことを思い出した搭乗前。

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西から伸びる奥多摩秩父の山、横田基地と多摩湖狭山湖の緑。


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御岳


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西日本の一部を除いて、今日のフライトは概ねいい天気。先週末の木曽旅では雲がかかって頂上が見えなかった御岳なんかもクッキリ。



木曽 / Kiso

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木曽 / Kiso

燃えるような紅葉、瑞々しい空気の彼方の雪を冠った山々。歴史的遺産のぬくもり。そういった自然と季節と歴史の中で、心を込めて作った物や気持ちを、渡し渡されながら生きる人がいて、その方達とおいしいお酒を飲み、グッと来る木曽の旅でした。
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山村家代官屋敷


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御岳神社 白山神社  
リンク

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山村家代官屋敷


ここにこうして自分がいるのは、「心を込めて生きて来た人たちの営み、そのバトン渡し」が続いたことが前提になっていて、ウダウダ思いあぐねて立ち止まるのも、海外を飛び回ることができたのも、それがあったからこそ。

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福島関所


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関所の地図より。

「大笹」は父方の実家、群馬県嬬恋村にあった関所。江戸期は峠越えの馬借や旅籠をしておりました。お墓には屋号が彫られています。


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そして、かくいう自分もその担い手の一人であることに気がついたのでした。数年後の見込みもたたない、独り身の盆暗だからこそ!の役割があって、非力ながらも、何かをバトンタッチできるよう、役割を果たしたいなんて気持ちになりました。

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能、義仲のつながりが深い木曽で、「巴」を観る機会に恵まれる。

前のめり気味な、優等生的アップデートになってしまいましたが。

「生きる」ってことはどういうことかを知るには、「生き」てる人を見るしか無いと感じた旅でした。

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旧中山道沿いの居酒屋さん


ららら、木曽の案内が一つもできてないなぁ。。



GK 128 FUK-NRT

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GK 128 FUK-NRT

プロフェッショナルな現場で、モノやサービスをバシッと受けるのは、すこぶる気持ちがよい。

諂いや、前のめりが過ぎる誠心誠意というのは、むずかゆいを通り越し、なんだか舐められてるように感じるのは、まだまだ己の精神修養が足りないからなのだけれど。。。ま、兎に角、思考停止せず、職責を果たしている仕事人、所謂プロフェッショナルな方の仕事にに触れて、その対価を払うのが理想だなぁ。

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さて、前ふりはこのくらいにして、福岡発の最終便に搭乗。

歩いて搭乗できる一番奥手のスポットに銀色の機体が駐機している。

機材はAirasiaと同じく、A320。新しい機材だ。

定刻通りの出発となり、搭乗率は5割程度。機内の設備をシンプルにすることに勤め、機内にビデオモニターを設置しない会社も少なくないが、このJet StarもAirasiaと同じく、機内モニターは設置されていない。

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そのため、出発時の安全運行の説明は、ビデオモニターに頼らず、アナウンス担当さんが、デモンストレート担当の他の客室乗務員さんと連携し、乗客に安全説明をすることとなる。

で、このフライトのアナウンス担当さんの声音が、奇麗な明朝体で書かれたような、美しくパキッとした声音で素敵だった。英語も流暢で自然。デモンストレーションする他の乗務員さんとのシンクロも、一本の糸で真っすぐ繋がれたようで見事だった。

普段はおざなりに過ごす出発前の時間、思わず安全のしおりを手に取って、酸素マスクが出てくる場所や、救命胴衣がセットされている場所を確認してしまう。

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Airasiaもいいが、Jet Starもいい!

ベッキーを前面に押し出す広告やホームページに、食あたりを起こしていたけれど、それも癒えた。Jet Starにも元気に商売してほしい。そして、毎度じゃなくていいから、クラクラするような、プロの仕事を披露していただきたい。。。

定刻の到着。

手持ちの外貨を銀行で換えたりしているうちに、東京までの電車が終わってしまい、成田発最終列車、京成津田沼行きで京成成田に向かった。


福岡 / Fukuoka

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福岡 / Fukuoka

老いた母が連絡もなしに、故郷から東京にやって来て、

「粗忽者ではありますが、根は真面目な子なんです。皆様にはご迷惑をおかけすることもあるかもしれませんが、うちのマサカズをお願いいたします。」

なーんて言って、職場に現れ、饅頭や白菜の漬け物やらを配ってまわる。

驚く同僚、

営業から戻ったマサカズが、

「か、母さん。。。」

なんて言って、慌てふためく。。。。ドラマ。。。なんてあるかな?

天神のデパ地下をふらついてから、地上に出て大名で食事をし、中州に向かって歩く。大規模店舗、おしゃれなアウトドアブランドが立ち並ぶ通り、観光案内所に市営地下鉄。

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ゼミで一緒に勉強した高島君が市長をしている福岡市。

道行くおばさんに、

「暮らし向きはどうですか?うちの宗一郎はしっかり仕事してますか?」

酒場で焼酎をあおるおじさんに、

「どうですか、うちの宗一郎が市長になってから、お酒はおいしくなりましたか?」

ベビーカーに乗った赤ちゃんに。。

「どでちゅかぁー、そういちろうおじさんなら、みらいはあかるいでちゅかぁー?」

なんて聞きたくなる。

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ゼミの先生のお葬式以来、話したことすら無いんだから、そんなこと言えた義理は一切無いんだけど。。。

でも、そんな気分になっちゃう博多。気になる町、福岡。

JW 8543 NRT-FUK

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JW 8543 NRT-FUK

就航記念セールで、150円だかで購入できた航空券で福岡へ。"エアアジアジャパン"としては初搭乗だ。

日本でこの会社が飛ばないかなぁ、なんて思いながらKLを起点に旅していたのが懐かしい。

搭乗手続きは、オンラインチェックインで済ませ、

1、オンラインチェックイン
2、pdfをメモリーカードに保存
3、セブンイレブンでプリントアウト

というプロセスで、ボーディングパスは事前に用意した。頭の方がポカポカしてるので、コピー機にメモリーカードを差し込んだまま。。後日そのコンビニ(@小平)まで取りに帰らなければならないというオマケ付き。。だったが。。。

ボーディングパスをプリントアウトしておけば問題無し。国内線と言うことで、飛行機に乗るまで、身分証明書の提示すら無かった。これは。。。

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搭乗。

最後のバスに乗り込んで、沖止めランプから搭乗する。成田空港の北西のはずれの駐機エリア。

会社員時代に何度か空港勤務をしているけれど、15年前、このあたりは駐機場というより、飛行機のコンテナ、所謂ULD置き場だったような気がする。その後整備が進んで、10年前は、UPSのB757FやB767Fがよく駐機してあったなぁ。。。と思ったら、夜のフライト待ちのUPSの機材が、カンタス機と一緒に駐機していた。

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現東横イン、旧アメリカ横断ウルトラクイズの成田集合ホテルの向かいの駐機スポットから、タラップで飛行機に乗り込んで行く。すごいねぇ、本当に日本に就航しちゃったよ、それも自分の第二の故郷、成田に。なんだか信じられないねぇ。。

機材はA320。エアアジアではお馴染みの機材。

エアアジアに乗り始めた時は、一部の路線をマレーシア航空から譲り受けたり、機材も中古の物を使用していた過渡期だったこともあり、B737や、Fokker!なんてのも使っていたけれど、最近、そういった機材は見かけない。A320で統一(Airasia-Xは除外)されたのかな。

機体ドアの指示表記は、英語と日本語表記だった。

客室乗務員さんは、マレーシアの方か。。と思ったら、エアアジアンメイクで、バチッと決まった日本の方。エアアジアは、東南アジア域内で飛んでいても、客室乗務員さんの国籍が?不明でお馴染みだけど、成田空港で、アジアンヤンキー姉さんのお出迎えをされるとは。。

慇懃無礼過ぎて、自分の居場所が無くなるような鉄板日本の航空会社!な雰囲気じゃない。そういえば乗客も乗り馴れていそうな方が多い。

そういえば、新規就航時のセレモニーでも広告でも、セクシーな客室乗務員のお姉さんたちを、エアアジアは全面に押し出していて、かくいう自分も、深紅のユニフォームに身を包み、颯爽と空港を歩くお姉さん方のファンの一人だけれど。。。

日本だけが例外。。なーんてことをせず、乗務員さんは純エアアジアスタイル。混じりっけ無し「Now Everyone Can Fly!」なのがいい。

エアアジアブランドを押し出し、日本を特別視せず、エアアジアとはこれだ!と野太いCI/Corporate Identityで、世に「航空会社とは?」以上のモノを問うてるよなぁ。。エアアジア。

CIが、マレーシアサイズじゃないんだよな、アジアカラーで、世界サイズなんだよな。エアアジア。

偉い!最高だ!

搭乗率は、5割程度。

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着席してドアクローズすると、機長のアナウンス。

「成田周辺で積乱雲が発生しており、離着陸のインターバルが長くなっており、ゲートを離れるのが、予定より40分程遅れそうです。」

なるほど。。40分後。

「先ほど40分と申し上げましたが、更に20分程程遅れそうです。」

ようやく、1時間近く遅れてスポットを離れ、滑走路に向かう。

天候不順による航空管制の都合か、成田の本滑走路?、通称「長い方」の34L滑走路で離陸する様子で、第一ターミナルの方に向かってタキシングして行く。

飛行機が第一ターミナルの40番ゲート前あたりを進んでいる時に、猛烈な風と雨。機材がユワンユワン揺れ、バチバチと雨が叩く音が響く。

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デッキブラシなんて使わずとも、雨脚の強さだけで飛行機が現れてしまうんじゃないの?っていうれべるの風雨。

のわぁ、なんて思っているとアナウンス。

「当機は、離陸の許可待ちをしておりますが、現在、エマージェンシーランディングを行う飛行機があり、離陸許可が一旦ホールドされております。まで今しばらくお時間がかかります。」

「エマージェンシーランディング後の、滑走路のコンディションの確認を行っており、今しばらく離陸までお時間かかります。」

結局、離陸したのは2時過ぎ。

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雲間から除く陽になんとなく傾きが感じられ、本来であればとっくに福岡に到着している時間。。。になってしまった。

離陸してしばらくは雲の上な時間が長かったけれど、兵庫県上空あたりから、雲が切れ始め、瀬戸内の景色を楽しめた。お城が改修中ということもあって、姫路市はすぐに見分けがついた。

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この景色を空から眺めるだけでもお得だね。平日なら5000円ちょいで、前日購入のチケットで福岡に行ける時代に突入しましたよ。パラダイムシフトですよ。

海側から福岡市上空に入り、太宰府方面、南側から福岡空港に降下。

成田の天候やらで、結局2時間程遅れての到着となり、予定していた立花山登山はあきらめざるを得ないけれど、満足。

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ワイ(胸の前で手を合わせるタイ式挨拶。)を結んで、ありがとうございますとヤンキー姉さん、いや、客室乗務員さんがドア前で挨拶してくれる。

「姉さん、エアアジアを使えば、みんなが飛べる。みんなが飛ぶなら、こんなこともできるあんなこともできる。。。ってことを、これから僕も考えます。愛してるぜベイベー。。。」

と、心の中で挨拶し、こちらもワイを結んでありがとう。

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福岡に無事ログイン。

豚骨ラーメンのにおいがする(嘘)。

エアアジアの搭乗ラウンジがオープンしたよ。 / Newly opened ! Airasia Japan Boarding Lounge.

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エアアジアの搭乗ラウンジがオープンしたよ。 / Newly opened ! Airasia Japan Boarding Lounge.

空港から、神戸に荷物を送る野暮用を済ませ、エアアジアのカウンターに向かう。1週間前に成田に来た時は、全てカバーがかけられていた自動チェックイン機も、服を脱いでピカピカに光ってぇ〜と新車展示場のように並んでる。

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ピカピカなのは良いけど、やたら人がいるなあ、こんなに人を割いたら、すぐ赤字になっちゃうだろう。と心配になるが、更に近づいて納得。

「PRESS」のネームタグやらが置かれている有り合わせの卓なんかがあり、どうやら新規就航路線の初日のよう。。。ん?そんな話あったかな?

ま、兎に角おめでとうございます!

本日は、事前にWebチェックインを済ませ、ボーディングパスもプリント済み。荷物も無いので、セルフチェックイン機も有人カウンターの利用も無し。そちらを経由せず、直進!

Airasia専用となる搭乗ゲートに向かう通路へ直進することになる。

セルフチェックイン機も有人カウンターの間から、搭乗ゲートへ続く回廊が伸びており、そのエントランスでボーディングパスの確認をしながら、今回の自分のような、直接ゲートに向かう乗客のShow Up(空港に現れたか否か)の確認が行われる。ここでチェックするのは、Airasiaの職員さんでなく、嘱託された警備陰惨風の方だった。このバリアの手前には、混雑時を想定したポール(QUEUE Control Pole)なんかが準備されているけど、本日はお客さんがあまりいないようで用無し。

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さて、そこをクリアすると、次はセキュリティーチェック。半屋外の回廊の先に、2レーン。シンプル。

で、その先は、新Air Asia専用搭乗ラウンジ。

ワイを結んで挨拶してくれる乗務員さんに迎えられて入ると、たくさんの報道陣。平日と言うこともあってか、1/3が報道および空港関係者といった様子だ。

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なるほど、真新しい施設だね。と思ったら、就航以来続いていた、掘建て小屋な状態が待ち合いスペースが、本日10/23日をもって新オープンの運びとなったそうだ。一部報道では、国内線用の出発バスラウンジが完成した。。。と報道されている。

無線LANは開通していなかったけれど、世界各国の格安航空会社の搭乗ラウンジと遜色のない。必要充分、これでいいのだな施設。特筆すべき物は無い。特筆すべきものがあったらいけないのが、LCC。

一昔前、LCCは、No Frills Airlineとも言われていたし。

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導線を思い返すと、セルフチェックイン機や有人カウンターは、地上階(国際線の出発カウンターは2F)に設置され、ボーディングパス確認のバリアー、回廊、セキュリティーチェック、そしてこのラウンジ。

あちこち歩かされる上、安全検査場が2Fにあったりで、上り下りをしなければならない不可思議な導線のJALやANAなどに比べると、導線は短く、遥かにシンプル。

AirasiaJapanとしては、この待合所から先もバスなど使わず、飛行機まで乗客を飛行機まで歩かせたいところだろうけれど、成田空港の過密さや駐機スポットの位置などを考えると、まだ厳しいようだ。

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LCCのコンセプトからすると、返還された軍用空港なんかが、真っ新な状態で、利用者数に準じた身の丈にあった設備投資/拡張ってのが、べすとなんだろうな。是非、横田や厚木もAirasiaに乗っ取ってもらいたい。



ピカピカさと、客室乗務員さんや地上職員さんの愛想の良さも手伝って好印象だったし、Webチェックインを済ませておき、手荷物無しで空港に向かえば、空港に到着するなり、スーッと搭乗ゲートまで行けるのを感じていただけるかと思う。

いけいけ AirasiaJapan

「あんた!『運び屋』したら、人生終わりやで!」 / Courier or Die

「あんた!『運び屋』したら、人生終わりやで!」 / Courier or Die

やっている商売や仕事を少々卑下してしまうところが、自分の悪癖。

謙遜といった奇麗さっぱりしたモノでないのが悲しいところで、粗野に自分を卑下すだけならまだしも、卑屈が勢いづいて、自分の周囲のものまで悪し様に語ってしまったりする。

悲しい。嘆かわしい。根っこは恐らくコンプレックスだ。

ああ、やだやだ。

ブログを始めるにあたって、ハンドルネームと題名を「運び屋」にしたのは、長年身を置いて来た運送業界への、怒りや矜持や思い入れからだったと思う。正面切って「元サプライチェーン云々、ロジスティクス云々」なんていう肩書きを名乗るほど、思い上がってはいなかったし、実績も残していないし。

あっしは、しがない運び屋でさあ。。。ま、そんなところだったと思う。

銀座線を虎ノ門駅で下り、改札を抜けると関西弁で声をかけられる。

「あんた!『運び屋』したら、人生終わりやで!」

振り返るとコスプレの女性。

慈悲の欠片も、取りつく島も無い視線がグサリ。

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税関のホームページの、

☆「運び屋」とその刑罰 <警察庁HPより> をチェックすると。

<事例1>

元職場の同僚から、「海外からカバンを運ぶ仕事をしないか。」と誘われ、金欲しさから「運び屋」になった。その後、同僚から紹介された者から「カバンの蓋の内側に物を隠している。X線検査も検知されない。」と言われた。『懲役8年、罰金450万円』!!

<事例2>

借金返済後、再度、借金を申し込んだところ、「儲け話がある。ヤバい仕事。スーツケースをマレーシアから持って帰る。」とリクルートされ、会社の運営資金等欲しさから承諾。『懲役7年、罰金300万円』!!

なんてのが出てくる。

<事例1>は、お金に目がくらんでしまった人。。くらいのパーソナリティーしか浮かんでこないけれど、<事例2>は、藁をもつかむ思いで、運び屋仕事をうけてしまった、追いつめられた事業主。。といった姿が浮かび上がる。

事業主の資金繰りの苦しさや、借金取りに追いつめられた状況で、「旨い話があるよ」って言われたとき、どんな選択を人間がするかしてしまうかは頓着されてない。

警視庁のホームページから転載された税関のホームページの殺伐さ、血の通わなさが、なんだか絶望にさせられる。

<事例2>のMr.運営資金等欲しさから承諾さんは、借金完済後、真っ暗な闇に蹴落とされてしまうのだけれど、運営資金を他の方法で調達する方法は無かったのかな。。。俺は恐ろしい。

自己責任至上主義の社会では、「努力した人が報われる社会を!」なーんていうお題目が実しやかに唱えられているけれど、借金完済の為「努力」をしたあと、現れたのは麻薬リクルーターからの、『運び屋』のお誘いだけだったのかな。

なんて世の中だ。鬼だ、鬼。

「あんた!『運び屋』したら、人生終わりやで!」

だと?そりゃそうだ。終わりだ。でも、Mr.運営資金等欲しさから承諾さんのケースは、そもそも救いが無いじゃないか。

「『運び屋』する以前に、人生オワター\(^o^)/

だと思う。

ここで、最低限のセーフティーネット云々を論じるのは遠吠えになりそうだから避ける。

精神的に非常にきつい状態で会社員生活からドロップし、運び屋稼業に身を染めた云々も語らない。

自分自身が、承諾さんを救えなかった社会のその一員だし、自己保身で精一杯の餓鬼のような人間だし。。。

こんなことをとりとめも無く書いている時に、ふと思う。

「誰の人生だって、いつか終わる。」

シャブ中だろうが、シャブシャブ食べ放題の店の店長だろうが、運び屋だろうが、運び屋のリクルーターだろうが、税関職員だろうが、真面目な警察官だろうが、絶対に、押し並べて、例外無く、いつかは死ぬ。

死ぬという決まり事に、皆殺しにされる。



「あんた!『運び屋』したら、人生終わりやで!」

とお姉さんは、自分をどやす。

でも、このお姉さんから、Mr.運営資金等欲しさんへの同情が、一片でも感じられなかったら。。

「お前だっていつか死ぬ、お姉ちゃん、あんたの人生もそのうち終わる!」

と返したい。

返してる自分だっていつかは死ぬんだけど。

「何言ってんだこの糞虫!キモい!」みたいな顔されるだろうけど。

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