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ウルトラハイブリッド



ウルトラハイブリッド

お世話になった木曽の皆さんが、美しい村連合のイベントにいらっしゃると伺い、参上する。ドタバタして、せっかくの餅つきにも参加できなかったし、今回参加した美しい村の参加自治体の食材が詰まった特別ランチやお弁当も食べられなかった。前回お世話いただいたお礼もまともにできなかった。不義理をお許しください。。 イベントのホームページ

が、木曽町秘蔵のお酒と、開田高原のウルトラハイブリッド植物性乳酸ヨーグルトを強奪した。グホっ!

さて、

あと1年ちょいで、不惑を迎える私こと運び屋。

そう、私は、東京滞在中は都内の友人宅に居候し、惰眠をむさぼり、買い置きしているモノを食い漁る人非人な運び屋。

まあ、そんな人様に迷惑かけるつかの間の生活も、来月に成田に拠点を構えるので、一応は終わる。このブログを始めた時に住んでいたのは、三里塚のはずれのレオパレスだったけれど、今回の成田の拠点も微妙だなぁ、まあ三年後には、家賃4兆円くらいの豪邸に住む予定なので、まあ臥薪嘗胆だ。

お世話になった家の冷蔵庫に、ウルトラハイブリッド乳酸ヨーグルトを注入。家主は、ヨーグルトのウルトラハイブリッドぶりを理解してくれるだろうか?いや、頭では分からなくても胃袋が分かってくれるか。

家主は笊なので、お酒の方は、今週末の富士山麓のイベントで振る舞う計画。まさに此、特産品ロンダリング也。

剣淵の侍に旅人飲み会で再会する。

剣淵の侍に旅人飲み会で再会した。

話は今年の夏に遡る。

宗谷岬を出発してから7日目の7月4日、士別から出発して塩狩峠に向かう剣淵の道の駅で、歩き旅と覚しき歩き旅をしている人とすれ違った。

時間は昼前だったと思う。

希少種同士「おお、歩いてるんですかぁ!」なんて話したかったのだけれど、道の駅というトイレやら水やらを気にしていたことに加え、初めてすれ違った徒歩ダーは、全身ストロング江戸時代系旅装束。

暑いさなか、なんと着物姿に小箪笥のようなものを担いで歩いていた。

「?何かの撮影か、修行中?白昼夢?侍?」

と思ってしまったり、他の方と話していてたりで、声をかけるタイミングを逸してしまう。

「あれ?」

なんて思っているうちに、侍は自分が歩いてきた士別方面に向かって歩き去ってしまった。

北海道を歩いて秋田の大館に至った夏の旅、晩秋に旅を再開してして北上までの道中で、自分と同じく歩いて旅している方は、この剣淵の侍と、函館のライダーハウスでお会いした方の二人だけだった。

うだるような暑さの名寄、美深と音威子府の空白地帯を、あの着物姿のまま、どうやって越えてゆくのか。。。なんて思ったのを、覚えている。

時は過ぎ、

11月末の駒沢公園のバーにて。

あら?

半年に一回くらい催される旅人飲み会にお邪魔すると、どこかで見たことある着物姿の人が、ビール飲んでる。

ぬ?

「れ?もしかして、今年の夏、北海道を歩いてませんでしたか?」

「あ?はい。ニコっ!」

なんと。



道の駅で、彼は僕のことが視野に入らなかったようだったけれど、あの夏の日の剣淵の道の駅が、演習帰り?の自衛隊の車両でごった返していたことなんかを思い出してくれた。

すごいぞ、こういうのってどれくらいの確率なんだろう?

絶滅はしないだろうけれど、希少種な旅の同志にお会いできた上、今回も、ゴリゴリお仕事しつつも旅魂を失っていない皆様とお会いできた。

半年お会いしなかったうちに、濃い旅行をされている方もたくさんいたり、旅行作家の方や、ライターの方などもいらした。

いろいろお話を伺い方もたくさんいらしていたのだけれど、前半戦で酔っぱらってしまって語り尽くせなかったのが少し心残りだけれど、大いに酔っぱらった。

よし、今度は、自分が幹事の番だ。

前回頓挫した、ウィグル料理の宴を近いうちに催します!

☆ ウィグル料理の宴とは、別件で12/21に緩めの旅人飲み会(50〜70人位?)があります、年末のお忙しい時期ですが、会社や仕事関係の忘年会に疲れた方、是非どうぞ!メールくださいね。

徒歩旅行 vol.0036 JR 北上線 ほっとゆだ駅 - JR 東北本線 北上駅

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徒歩旅行 vol.0036 JR北上線 ほっとゆだ駅 - JR東北本線 北上駅

昨晩は「ぽっ」と夜に時間があったので、居酒屋やら食堂には出かけずに、北上市内で唯一?賑わいを見せるスーパー5Fのマイカルで、

「エヴァンゲリオン」

を観たのだけど。。。疲れと睡眠不足で寝落ちしてしまった。。

北上の激安カプセルホテルでは、なんだかまたいい夢みてしまい、朝寝坊。予定より一本遅い列車に乗り込んで、昨日のゴール、ほっとゆだ駅に向かう。車窓からの眺めはすっかり冬景色だった。そして暗い。

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ほっとゆだ駅着は午前7時過ぎで、すぐに出発。駅がある西和賀町の中心部は歩き始めて数分もしないうちに尽きてしまい、そこから先は人家のほとんどない湯田ダム/錦秋湖の湖岸道となる。渓谷に建設されたダムのため、湖岸道はのどかさ5%くらいで、落ちたら最後、100メートルはユーキャントストップなの崖っぷり。スノーシェードがついたトラバース道は、蜀の桟道を思わせた。

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天気は軽く粉雪が舞う程度で、昨日から吹雪くこともなく、寒さも想定の範囲内だったけれど、北上市最初の集落、旧和賀町仙人の集落に下りて、空が晴れ渡っても、心がスカッとならなかった。

天気が悪ければ悪いで、空の重さに心ごとつぶされそうになるし、見所がなく、勝負どころもなく、歩きに退屈してしまうと、気持ちが内に内に向かってしまい、ある口からが漲らない。

ぬぅ、どうした?

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今までは、足の痛みが先にきて歩けなくなることを除いては、途中で投げ出したくなるような気持ちになることは無かったんだけどな。。

今回の山越えは、理由は分からないのだけれど、歩いている意味とか理由が全く分からなくなってしまい、誰かに

「ほら、さっさと乗れよ、麓でクラムチャウダーでも食おうや」

なんて言われたら、「ほい」ってそのまま車に乗り込んでしまうような精神状態だった。

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天気晴朗なれども(心の)波高し

体より先に精神の方がキリキリしてしまって、なかなかキツい60キロだった。理由の一つは、自分自身の仕事やら身辺がごたごたしすぎてるんだ。。なんて今更ながら痛感しつつ。音楽に没入して歩いている感覚を何とか追いやって歩ききった。ふぅ。

こんな辛い二日間だったけれど、

駅へ向かう一本道を歩いて、少しずつ北上駅が近づいてくる感覚で、心と体が「ウッシャ!」となり、辿り着いた駅舎で、地元の方に記念撮影をお願いすると、

「あったしは、こんな最新型の携帯なんて、つかいがたわかんなよ。」

なんて、いいつつ、喜んで撮影してくれたりして、じんわり精神力が回復する。

北上に着いたら、もう歩き旅は辞めにしよう。。。ぐらい堕ちていたテンションがそこそこに回復する。

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腹いせに、子供とじゃんけん。

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夜中のバスに乗る為にちょい移動した花巻では、渋い渋い銭湯に浸かり、地元のおじさんから、寒さを辛抱強く待って、春を待つストロング東北マインドを直接語っていただいたりと、グッとくるものが多かった。

そして、何より、北上まで歩いたことで、南東北が射程内(宮城県境まで約50キロ)見えてくるし、北東北の大きな三県をなんとか歩いたという実感も湧く。

*都道府県面積の順位(単位km2)

1     北海道     8万3456.20
2     岩手県     1万5278.77
6     秋田県     1万1612.22
8     青森県     9607.04

45     東京都     2187.42

おし、一休みして12月中旬の再スタートに備えよう、再スタート時には焦らずに、賢治の足取りなんかも辿ってみよう。

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北上から日本橋まで、約470キロ。

江戸時代だったら120里。


徒歩旅行 vol.0035 JR奥羽本線 横手駅 - JR 北上線 ほっとゆだ駅

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徒歩旅行 vol.0035 JR奥羽本線 横手駅 - JR北上線 ほっとゆだ駅

8時過ぎに横手駅をスタートする。寂れきった横手の町を抜けて、国道107号線に出る。

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そこからは、傾斜に緩慢はあるけれど、ひたすらの登りが続く、だらだらとした登りが続く。

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旧山内(さんない)村、大松川集落を抜け、その次の小松川集落を抜けると、道の脇に御番所跡。関所かそれに準ずる物が近くにもあったということは。。そろそろ県境かな?と思ったけれど、しばらく横手川を縫うような橋ばかりの道が続き、黒沢というゆったりとした地所が秋田県の最後の集落で、標高は250メートルくらい。

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県境の峠は300メートル弱といったところで、これまではひたすらの登りだったけれど、岩手側はなだらかな道となった。この辺りを湯田高原と、呼ぶらしいけれど、なるほど高原地帯だ。

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タイミングよく現れたジンギスカン屋さんで昼食をとり、手袋を忘れ、ご主人が跡から追いかけてくださって、手袋を渡してくれたりしながら、細やかな雪の振る道をひたすら進む。

そのあとは湯田高原牛乳なんかをごくごくやりながら、トンネルをくぐると。ひときわ大きな集落。

そこがどうやら、湯田/西和賀の中心部。

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国道からほっとゆだ駅の駅舎が見え、脇から湯気が昇っている。

一日30キロ、予定ではあと4キロ程先の駅まで歩こうと思っていたのだけれど、お湯につかった時点で、歩く気が一切失せる。天気や寒さは一向に構わないのだけれど、今日の歩きは正直なところ退屈で、テンションも上がらなかった。まあ、こういう時は無理しないで行こう。

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列車の出発が近くなると、信号が黄色になる(笑)。上下線がすれ違う駅なので、発車時刻はだいたい同じ。

湯から上がって持て余した次の列車までの時間は、休憩室でぼんやり過ごした。列車が出発する寸前まで、湯上がりほんわかぼんやりを決め込むことができるなんて。。。

岩手県、なかなか良さそうじゃないか。


徒歩旅行 vol.0034 JR田沢湖線 羽後長野駅 - JR奥羽本線 横手駅

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徒歩旅行 vol.0034 JR田沢湖線 羽後長野駅 - JR奥羽本線 横手駅

ドンドン パンパン ドンパンパン
ドンドン パンパン ドンパンパン
ドド パパ ドド パパ ドンパンパ

出発!

羽後長野駅から1ブロックも歩けば、105号線に出るのだけれど、本日の目的地は横手。105号線をそのまま行くと、大曲経由となり、文字通りルートが大曲りになって数キロロスすることになる。つーことで、105号を越えて横手盆地の東の扇状地を横切るようにして、農道や細道を南に進んだ。

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本堂城址

途中、見事な堀で囲まれた中世城郭、本堂城などを見物し、南へ南へ。

それいけ 前出ろ あとひくな
おっしゃと喝いれ たぎったら
ドンパン歩きを始めるぞ
それいけ 前出ろ あとひくな

親切なのか親切じゃないのか分からないGPSソフトを頼りにしていると、農道どころかあぜ道なんかも歩くことになる。そんな雨のあぜ道を歩いていると、「白い鳥」が数十羽、羽を休めている。

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灰色が子供の白鳥かな?

え?アヒルか何かでしょ?と思ったけれど、親鳥になんとなく守られるようにひょこひょこ歩く、一回り小さい、灰色の鳥がいたので白鳥でしょう。

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なんかかわいい

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幻の魚に近くなりつつあるイバラトミヨが生息していたり、白鳥が越冬したり、見た目は、広也かな田んぼが広がっているだけなのだけれど、水奇麗で、動物達を養うに足る、自然があるんだろうね。

脇の川には イバラトミヨ
白鳥ながめて 景色よく
ゆっくりしてけよ この土地で
羽拍子そろえて ひと羽ばたき

県道11号線経由で、国道13号線に入ったのはお昼前。お客さんが車を止めている、林檎の産直の店があったので、二三個買って歩きながら食べようと思うと。。

「もっでげ」

うおお、すいません。ごちそうさまです。

感謝の気持ちやら、歩きの空腹感をさっ引いても、蜜蜜しい、最高の林檎で、これまでの林檎観を覆すレベル。歩きながら雑にモサモサ食べるのがちょっと申し訳ない。少し歩いてからもう一度戻り、実家に送ってもらおうか。。とずっと考えてしまったほど。。あ、ステマじゃありませんよ!

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林檎を食べながら、納豆工場脇を通って、しばらくし、後三年の役の看板があるので、ここが。。。なんて思っていると「納豆発祥の地」の文字。

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あ、ウグイだ。秋田では、クキと呼ぶ場所もあるらしい。

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江戸期に秋田を支配したのは、常陸、もとの茨城県を支配し、その後転封されて、この地に移った佐竹氏だからと思ったら、無関係の様子。この土地が後三年の役にゆかりの地であるから、納豆発祥も源義家に絡めてたりしてる。。。100%頷くわけにはいかないが。まあいいか。

自慢コ言うなら 負けないぞ
納豆発祥で 林檎本場
美郷の湧水 日本一
小野の小町の出たところ

105号線を少し進んで、横手市に入るか入らないかの道沿いの地名は、「金沢(かねざわ)」。後三年の役の最後の決戦場、金沢柵があった場所と言われている。源義家軍が、雁の飛ぶ列の乱れから清原軍の伏兵を知った。。。という絵巻物で有名なあの土地。

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そんな土地の「雁の里せんなん」という道の駅で一休みし、そこから程ない、後三年の役金沢資料館を見物する。判官贔屓(その判官も。。。)な自分が見るからか、貴重な資料の多くが、清原氏の無念さ、源義家の非常さが伝わってくるものだった。

阿弖流為といい、後三年の役といい、戊辰戦争といい、東北は中央に酷い目にあわされ過ぎだと思う。そういう背景があるからこそ、東北人の真面目さや辛抱強さってのが、心をつかむんだよなぁ。

もし、東北が無かったら、真面目で勤勉であるという日本人観は、ここまでにはならなかったと思う。

笑ってくれるな おら言葉
あのせ このせに そだなんす
言うめと思っても すぐに出る
おらが秋田の国なまり

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雨の道を横手に向かい、町を見下ろす横手城を見物して横手駅に向かい、本日の歩きは30キロちょいと抑えめで終了。

横手駅前の、居酒屋「やや」さんで話し好きなおかみさんに、名物の横手やきそばを作っていただく。普通サイズは500円なのに、

「え”歩いでんの? んじゃ、 ちからさづけて」

なんて応援してくださった上、ライスやおかずなんかまでつけていただく。グッスン。ありがとうございます。

また必ず来ます。

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今日は、イバラトミヨ同様、絶滅危惧種だと思っていた「秋田美人」に午前中、久方ぶりに遭遇したと思ったら、今日はそのあと立て続けに、透き通るような秋田肌な女の子とすれ違った。。。

おし、心残り無く、明日は岩手県に突入できる。

「我が秋田旅に、一片の悔い無し!」

あ、ハタハタの煮付け。。。。。

ドンドン パンパン ドンパンパン
ドンドン パンパン ドンパンパン
ドド パパ ドド パパ ドンパンパ

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リンゴを頂いた佐々木果樹園さん

秋田県仙北郡美郷町六郷字熊野134 

0187 84 0799

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横手城

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場所

横手城

築城者:小野寺氏
築城年:不明

角館と大曲の中間地点位から歩き、目標にしたのが横手城。このあたりは後三年の役の舞台の金沢柵の方が脚光を浴びていて、なんだかひっそりしてる。いや、横手の町自体がひっそりしすぎなきもするなぁ。

二郭跡に建っている天守閣は昭和の高度経済成長期に日本各地に作られた摸擬天守のうちの一つ。築50年。これはこれで歴史的建造物になりつつあるなぁ。

犬走りの遺構や、主郭の切岸など、郭がきっちり独立していて造作がきっちり入った平山城という印象を受ける。江戸期には小野寺氏に変わって、佐竹氏の秋田入りの後に、戸村氏が城代を勤める。

戊辰戦争で、佐竹氏が官軍、新政府側に付いたため、奥羽列藩同盟軍に攻められ、仙台藩と庄内藩の攻撃を受け、落城。資料館になっている天守にも、列藩同盟軍に大砲で撃ちかけられ燃える絵図が展示されていた。

細かい遺構まではぐりぐり見物しなかったけれど、イチョウの落ち葉が綺麗だったなぁ。。

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摸擬天守。東北で初めて建設された物らしい。

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本丸跡にはお寺。


本堂城

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場所

本堂城

築城者:本堂氏
築城年:天文年間(1532-1555)

中世古城が、ここまできっちり遺構を残しているのは珍しい。徒歩旅行中にたまたま通りがかった道に「城廻り」という表記が現れ、迂回路になるのは嫌だなぁ。。でも、訪問しないわけにはいかないし。。。なんて思ったのだけれど、訪問して正解だった。

ここまで土塁と水堀跡と覚しき湿地がきっちり残っている平城は珍しいなぁ。

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内堀と土塁

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内堀跡に足を入れると、ジュワっときそう。水は抜けているけど、湿地な植生でした。

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本丸跡

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徒歩旅行 vol.0033 秋田内陸縦貫鉄道 秋田内陸線 羽後中里駅 - JR田沢湖線 羽後長野駅

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徒歩旅行 vol.0033 秋田内陸縦貫鉄道 秋田内陸線 羽後中里駅 - JR田沢湖線 羽後長野駅

三日ぶりの羽後中里は、平らかな角館から一山越えた山里。21日の初雪が消えていない。歩き始めて一時間も立たないうちに雪は、日陰でしょんぼりしているだけとなり、気温もグイグイ上がって上着のジャケットを脱ぐ程になる。本格的な冬を前にした、「今のうちになんとかしときなよ」的な温かな昼になった。

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気合いを入れるべく、ハカ


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秋田駒ヶ岳を真正面に望むコンビニで買い物をしようとすると、レジでお金が足りた足りていないの一悶着。どうやらお客さん側が折れて、おかしいわねぇなんていう顔をして外に出て行ってしまったが、自分がお買い上げしている最中に、足りなかった50円が、ころんと出てくる。

「あ!」

なんて言って、すぐに外に出て、車に乗り込もうとしたお客さんを、店員さんと一緒に止める。。なんてことがあった。

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秋田駒ヶ岳をのぞむ。スノーポールってずんぐりしたカッパロケットみたいだね。


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さて、

除雪車のメンテナンスに雪囲い。雪シャベルにスノーポール。地元のニュースは、週末の寒波の到来を伝えタイヤをスタッドレスに替えるよう促している。

秋田内陸部に限らないけれど、豪雪地帯では、山の雪の積もり方、大銀杏の紅葉と落葉の様、庭木の雪囲いとそこについた虫の場所なんかで、今年の積雪を占ったりする。

初雪が降り、秋が終わって冬となる。真っ白になったこの地方の冬の祭りは春を呼ぶものが多く、雪が溶けて川となれば、このあたりは稲作の盛んな土地(秋田は米の生産量日本三位)になる。

季節と景色が繰り返されるんだねぇ

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途中、寄り道した角館の武家屋敷の紅葉は、燃えるようでは無かったけれど、侘び寂びたっぷりな情緒があり、すっかり葉を落としたしだれ桜は、長い冬をまたいで、武家屋敷を彩る順番待ちをしているようだった。

空気が張り、川の水が透き通って美しい景色だった。

お昼過ぎから、西の方の山が、この季節お馴染みの低い雲で覆われ始め、その雲が真上まで至ると、雨。昼の暖かさが雪になるところを雨でとどめているような感じがする。

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降り始めると、ただでさえ早い、東北の日没が更に早まった感じ。頃合いよい列車もありそうなので、羽後長野駅で本日の歩きを終える。明日の朝、路面が凍りませんように。。。

はつゆきと みぞれのあいま 冬支度



少年少女向けの、素敵な本に写真を使っていただきました



さがし絵で発見!世界の国ぐに 7 ロシア編

あすなろ書房 

アマゾン

少年少女向けの、素敵な本に写真を使っていただきました。

〜 外国•外国人をよく理解し、外国の人たちとなかよくやっていけるように、外国と日本の文化や習慣などの「ちがい」をみなさんと見ていきます。ちがいをみつけるとともに「おなじ」ところもみつかりますよ。 〜

こんな素敵な文章が、「〜 はじめに 〜」に書かれた少年少女向けの本に、自分が撮影した写真が使われ、後付にもちらっと名前を添えていただきました。ロシアの姿を丁寧に分かりやすく説明しているだけでなく、「今、2012年のロシア」を切り取って、政治体制や経済の状況なんかにも突っ込んだ記載があるのが素晴らしい。大人が読んでも面白いっす。

チャイクロの絵本に始まり、学研の図鑑、歴史漫画。。。。と続いた、絵本からもらった好奇心の延長線上に今の自分があって、本を読んだ時に抱いたイメージが大きかったからこそ、「何かを見たい、知りたい」という気持ちを持ち続け、今に至ったのだと思う。

辿り着いた今の境地は、「貧すれば鈍する」的な状況なような気もするが、少なくとも好奇心だけは成仏させられるかもなぁ、なんて感じられている。それは、子供の頃の本を読んで、見てみたい、知りたいと思ったことを少しはやりきれたかな。そんなんだから、小さな小さなパーツとはいえ、こんな素敵な本、子供の頃、自分自身が心をときめかせた本に少しでも協力させて頂けて幸せだ。

うーん、奥さんも子供もいないのは残念ではあるけれど、機会があれば、友人のお子さんなんかにこの本をプレゼントしよう。

シベリア鉄道の旅は、途中でパニック症候群に苛まれるやら、耳が凍傷になって水泡だらけになってただれてしまうやら、散々だったけれど、モスクワでのKさんとの出会い、その後のお付き合いがこんな形になって最高に嬉しい。Kさんありがとう!

* あ、ちなみに、僕のブログの写真は、人様が写り込んでしまっているモノ以外は著作権フリーです。写真の下手さでお馴染みのブログですが、是非是非ご自由にお使いください。


徒歩旅行 vol.0032 秋田内陸縦貫鉄道 秋田内陸線 比立内駅 - 羽後中里駅

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徒歩旅行 vol.0032 秋田内陸縦貫鉄道 秋田内陸線 比立内駅 - 羽後中里駅

最近、時々夢を見る。

そいつが、なんとも気分爽快、なんだか楽しい夢が多い。にゅお?これは吉兆?

と思って、ネットで検索すると。。。

「心の空虚感を示していることがあります。人生の先行きが不透明だと感じる時にみることが多いようです。」

Oh Yeah!

ネットはチェックしなかったことにしておこう。

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復活初日にかなり歩いたのと、たっぷり睡眠(with Sweet Dream)を取ったので、朝食をゆっくりとってから出発。おかみさんに昨日のゴールの比立内駅まで送っていただく。

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米内沢から、秋田内陸鉄道と国道105号線は、螺旋を作るように並走しているけれど、この比立内の集落から螺旋がほぐれる。

傾斜がきついからか、鉄道の方が、山を迂回するように走り、集落からすぐのトンネルを潜ると、人家の全くない渓谷沿いになり、グイグイと登り甲斐のある山道となる。

最後の商店(酒屋さん)のテンションの高いお姉さんによると、まだまだシバレてはいないけれど、峠はつもってると思うよぅ、気いつけて。

とのこと。

なるほど。

歩けば歩く程、景色が白くなってゆき、ガードレールや滑り止めの砂がはいった箱に積もる雪の嵩が高くなってゆく。

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最高点、北秋田市と仙北市の境界でもある、大覚野峠の標高は500メートルくらいだったが、その辺りは20センチ程の積雪があったであろうか、雪と話したわけじゃないけれど、来年の春まで溶けるつもりはありません。といった面構えだった。

昨日の無理と、下りのアスファルトで少し足が痛み始め、頃合いのよいところで歩みを止めて列車で角館に向かおうと思うが、2時間に一本くらいの鉄道とどうもタイミングが合わない。

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寒さとGPSアプリ使用の為か、電池が減るHELL減るHELL君状態。そんなのを気にしながら歩いている割に、ようやくキャッチできそうとわかった羽後中里駅が遠い遠い。結局、最後は痛めた足にむち打って、駆け下りるようにして、なんとか駅にたどり着く。

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結局、ほとんど休みを入れぬまま、足の負担も考えずに、歩き通してしまった。

ぬぅ、足が痛い。

白銀の世界と寒さでテンションが上がり過ぎ、ペース配分を後回しにしてしまった。歩き旅としては不合格な一日。

少し休養しなければ。。


阿仁の森 ゆきがおりたと 人づてにきく



【冬の歩き旅/参考にする人はあまり無いだろうけど】

1、発汗が少ないので水分補給いらず。1日歩いて、ペットボトル500一本でOK。荷物が軽くなるなあ

2、紫外線や、暑さによる体力消耗がなく、ほとんど疲れない。無限に歩けちゃいそう。まあ、先に足がやられるだろうけど。

3、問題は、摂氏零度前後になると、歩みを止めた途端に寒くてどうにもならないこと。

山間の街道では、退避場所が時々現れるバス停以外に風をよけられる場所が無く、初日は朝から晩まで、二日目は、朝から昼過ぎまで、昼飯以外でほとんど休まなかった。いや、休むことができなかった。

4、今回は野宿を想定していないので、ザックはキャンプ用品がない分軽く、時速5〜6キロのハイペースで歩ける。

5キロごとに待避所的な、コンビニや食堂があれば、もう少し楽なんだけど。。。国道105号沿いは10〜15キロ位の感覚。

一日目は45キロ歩いて、コンビニ3軒、スーパーは0軒だった。
二日目は25キロ歩いて、コンビニ0軒、スーパーは0軒、商店1軒のみ。

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