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吉村秀樹 bloodthirsty butchers



吉村秀樹 bloodthirsty butchers

安らかに。

ソルトレークシティと松本 / Salt Lake City & Matsumoto



ソルトレークシティと松本 / Salt Lake City & Matsumoto

塩尻峠を越えて歩き、松本平/盆地の南端の塩尻宿に入る頃、北アルプスが見え始める。中山道伝いに木曽に向かったので、松本は寄り道で、ドライブしたり周辺を散策したりて、デジャビュというか、「おお、ソルトレークシティーにそっくりだなぁ」と思った。

ビルの切れ間からのぞく峰々、乾いた空気と気持ちのよい好天、夜と昼の温度差。景色以外にもイロイロ似ている所があって、ソルトレークバレーと呼ばれる細長い盆地な地形は南北に長い松本平/盆地にそっくりだ。

町と山脈の位置関係の東西は間逆になるのだけれど、それはご愛嬌。似てる!

そのことを松本の宿のオーナーさんに話すと、

「へぇ、そうですか、松本はね確かソルトレークシティーと姉妹都市だったはずですよ。」

驚いた。心底驚いた。

オリンピックやウィンタースポーツ繫がりで姉妹都市になったのかと思ったら、以外と歴史が長い。。。wikiで調べてみると既に姉妹都市になってから50年。特設ページも開かれていた。

http://www.mcci.jp/history/history01.html

なるほど。

いい話だ。グッスン。

ちなみにソルトレークシティーは、塩湖繋がりかボリビアのオルロ(ウユニ塩湖に一番近い都市)とも提携している。

そういえば。。。

「敵に塩を送る」

というのは、甲斐と信濃を領有するモノの海へのアクセスが無かった武田信玄が、今川氏と北条氏との同盟を破棄したため、塩の供給が絶たれ領民が苦しんでいた折。。。仇敵関係にあった上杉謙信が
「領民の苦しみを見過ごすごとはできない!」と、義を重んじ、武田に塩を送ったエピソードが語源。

ちなみに「塩尻」は、長野県でも特に海が遠い地域で、塩の商人が海から塩を売り歩いていると、「塩が売り切れる」とか、「塩の道の終点」という意味が地名の起源になった。。。とどこかの案内板にも書いてあった。そういえば、千国街道も三州街道も秋葉街道も終点は塩尻だ。。。

ソルトレークシティーには、売る程塩があるけれど。。。

内陸の塩は体に良くないなんて言う。。。

。。。。

今回のソルトレークは、松本をじっくり堪能した上、姉妹都市のことなどを聞き知ったこともあってか、いつもよりキラキラ輝いて見えた。ふぅ。

どんなきっかけで面白い物に巡り会うか分からないなぁ。どんどんこういう地雷や仕掛けに引っかかって、地理バカ系ドーパミンがバビバビ放出していきたいぜ、おりゃ!

UP / Union Pacific

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UP / Union Pacific

USPSのサービスに関しての愚痴まじりな投稿をしつつ、UPSの投稿をしたので、アップデートの時系列はずれる。。。のだけれど、流れの中で今回はUPの記事。

www.usps.com
www.ups.com
www.up.com

上から、

アメリカ郵政公社
ユナイテッドパーセルサービス、今は単純にUPSかな?
ユニオンパシフィック

今回のユニオンパシフィックは、アメリカの西半分を中心に展開する米国最大の鉄道会社。機関車を何両もつないで、アメリカ大陸を駆け抜ける長い長い貨物列車が頭に浮かんだら、このユニオンパシフィックかBNSF(バーリントン・ノーザン・サンタフェ鉄道)のそれだ。ちなみに、機関車が黄色だったらUP、オレンジ色だったらBNSF。

自分がアメリカでクルマを走らせる道は、かなり人口の希薄な町や村を結ぶ高速。だけれども通り過ぎる集落や町は、小さいながらも大昔からの駅馬車の停車場をルーツとしていたり、その駅馬車に取って代わった鉄道の給炭や給水の拠点や駅になった経緯もあって、ひっそりしつつも、人の営みはギリギリ途絶えていなかったりする。

鉄道が迂回せざるを得ない峠道なんかを除けば、高速とUPの路線網と重なる事が多く、今回もアイダホをぼんやり走っていると、ソルトレークシティー方向に向かう長い貨車の列が見えてきた。

ミズーラ近郊で見かける貨物列車より明らかに連結が長いので、どんなもんか追いかけてみようと、左手を行く鉄道を追い抜かしたあとで、ハイウェーをおり、先回りした場所で貨物列車を待ち構える事にした。

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さて、線路脇の小高い場所で待機。が、カメラを抱えてたってみると、手頃な場所ではあるけれど、線路のカーブの関係で列車が見えず警笛しか聴こえない。ま、こういったロケーションを選択している段階で鉄ちゃん失格だ。

それでも町を抜けてきた列車の先頭、黄色い機関車が丘を向こうから現われる。

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警笛を鳴らしながらだんだん近づいてきた列車は、一呼吸あけ、手を振る自分に向けて警笛を鳴らしてくれる。貨物列車の運転手さんはよっぽど暇なのか、このアメリカはもちろんだけど、中国でもロシアでもカザフでもそして日本の北海道や東北(ときどき)でも、挨拶代わりに警笛ならしてくれる。

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貨物列車が思いの他軽やかな音を立てて、脇を抜けてゆく。長い!

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写真を撮りながらだったので、だいたいのカウントだけど、120両から130両編成のなかなかな大物。

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その夜。。。

「ぐほ!今回のはなかなかだったぜ、アメリカでも相当長い部類に。。。」

なんて思って、ネットを検索すると。。。。

300両、500両編成なんていう化け物列車がYoutubeにきっちりアップロードされていた。。。。



鱒釣り@モンタナ 3日目 / Trount Fishing Montana Day-3

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鱒釣り@モンタナ 3日目 / Trount Fishing Montana Day-3

いつもの取水ダムの堰下で、本日もヒット。。。。

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させたのだけど、気を良くして一旦待ちに戻り、朝の食事を胃袋に放り込むとなんだか眠くなってしまい、クルマの中から動き出せなくなってしまう。。車中泊を続けていた事もあって、だるくて体が動かない。。

結局、まともに動きだしたのは、夕方。昨日からっきしだったダムの堰堤下にでかけたり、そこから川沿いに下ってみたりするが、反応無し。

ぬぅ、禁漁期が明けたダムから下がオススメだよ。。と言っていたけれど。友人が説明してくれた川はここだよな。。。ま、そんな風にして魚のマークの看板の「fishing access」をいくつかチェックしながら、竿をふる。

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そして、日も陰りはじめた頃、川が蛇行する、人家も疎らなモンタナというより、パタゴニアのウシュワイア郊外の大好きな釣り場そっくりなポイントに辿り着く。フィッシングアクセスの駐車場からは頼りないトレイルがスーッと踏み固まれて続いている。

川にたどり着くと、ダム湖から近い事もあって、牧場からの汚水や泥の流入も内容で水がクリア。一応エントリーには用心して第一投!

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バッシャーン!

足下岸際から、さーっと現れ、スピナーにアタックしたブラウンがしぶきを上げる。

グッドサイズ。

太陽は西の山の向こう側、どんどん辺りが暗くなってゆくけれど、魚の気配がして、投げる場所さえ間違えなければ反応がある川での釣りは楽しい。

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月が昇るまで、竿を降り続け、大きいのを二匹、小さいのを数匹釣り上げて、納竿した。名残を惜しんで、竿を振っていると、下流でビーバーがゴボゴボと顔を出しながら泳いでいなければ、夜釣りまでしそうな勢いだった。

時を忘れて釣りをした代償は、翌朝の頭痛下痢嘔吐という絶不調で払わされたけれど、次回はワイオミングの方まで出っ張り、できればキャンプしながらのんびりな釣行をしたい。いつ頃かな、8月かなぁ。。。

鱒釣り@モンタナ 2日目 / Trount Fishing Montana Day-2

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鱒釣り@モンタナ 2日目 / Trount Fishing Montana Day-2

午後から初めたにも関わらず、前回のサイズを軽く上回るブラウンを釣り上げて気分も上々、勢いをかって、取水ダムなんかではなく、本物のリザーバーの下を朝の第一ポイントにした。

が、

寒い。 気温は2℃。

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魚止めの堰となったダムの放水口からはクリアな水がジャバンジャバン流れ出しており、なかなかのルックスなのだけれど、兎に角寒い。流れ出てくる水が冷た過ぎるのと、朝日が差し込みきらず、ずっと竿を振っていられない。近くのスロープから手漕ぎボートを降ろして川下り系鱒釣りをしようとするアングラーは、寒さを見越して重装備だった。

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川下り系アングラーが、手漕ぎボートで釣り下ってゆく。。いいなぁ。

ということで、魚の反応も寒い!ということで退散。

結局、2日目のファーストフィッシュも、昨日の夕方に反応が良かった取水ダムの下。サイズも十分で、思い通りの場所から出たので文句を言うのはやめておこう。

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その後は、集落近く、人の家の裏庭のような所で何匹か釣り上げる。「川釣り入門」で「×」印のつくお手本のような場所にブラウンがついている。エントリーには極力注意するけれど、山女魚ほど、警戒心が強くないため、釣りやすい。

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その後はクルマを走らせて、違う川に乗り込んだり、山の中の湖まで繰り出すけれど、新しい川は増水がキツく厳しい釣りになって、パーマークの残る小さなニジマスがご愛嬌でかかってくれたのみ。山の中の湖にいたっては、生体反応すら感じられなかった。


鱒釣り@モンタナ 1日目 / Trount Fishing Montana Day-1

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鱒釣り@モンタナ 1日目 / Trount Fishing Montana Day-1

去年の夏も釣りを楽しんだけれど、Wal☆Martで買った気持ちのこもらない適当なタックルだった上、気持ちもこもっていなかった。今回はフィッシングガイドの友人にいろいろ教えてもらってイメージトレーニングもバッチリ。荷解きもそこそこにモンタナ州のテンポラリーライセンス(ま、入漁料のようなもの)をフライショップで購入し、早速川に出る。

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数日前に低気圧が通過して雨/雪が周辺では降ったようで、川の水位はあがり、濁りが入っている。ウェイダーで立ち入った釣りも考えていたけれど、この水位だと渡河してパチャパチャ、渡河してパチャパチャという釣りはできなさそうなので、前回、川へアクセスしやすい足場が安定している場所を中心に攻める事にした。

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結果から言うと、反応が良かった場所はさっぱりで、前回は魚がいそうでいなかった取水堰の流れ出しの脇などの教科書通りの場所での反応が良く、初めて竿を振った取水堰下で40センチを越えるブラウンがスピナーに食いついてくれた。

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ただ、欲を言えばせっかくモンタナに来たのに、魚が釣れる場所が、コンクリートがドーン!となっている堰堤下の流れ出しというのは悲しい。。。。明日はもう少し素敵な場所で、素敵な鱒に出会いたい。


オーバーサイズ! / Oversize!

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オーバーサイズ! / Oversize!

アメリカを走っていると、移動するトレーラーハウスを見かけたり、ほぼ完成寸前の家が運ばれていたりする。プレハブというより、8割くらいまで「家工場」で家を作り、完成寸前の家を、ゆったりして余裕のある交通インフラを利用して運ぶ。。。そんな家の建て方もアリなアメリカ。国土は広大で、土地は安い、家の建て方まで全く違うのだから、土地や家に対する感覚なんかが日本人と異なるのは当然かもしれない。

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東海岸やカリフォルニアだと、まさに家が運ばれているし。橋桁や風力発電機のパーツなんかもよく見かける。こういったクルマには注意を促す車両が付き添い、伴走しているのだけれど、ロッキー山中だと、巨大サイロのパーツや、巨大掘削機なんかも見かける。アイダホはご存知の通りポテト。モンタナは、うしうしうし。ユタやネバダは地下資源が豊富だ。

で、今回の大きな木枠に入ったブツはなんだろ?

UPS / United Parcel Service



UPS / United Parcel Service

3月にホワイトアウトした峠を震える思いで越え。。。。

ようやく。。。辿り着いた郵便局/USPSでブリザード以上なは無下な扱いを受けたのが懐かしい。

貨物のロストは痛いが、貨物を追っかけて凍え死んでは身も蓋もない。

貨物より命だ、夜中の峠越えだけはやっちゃいかんな...

と改めて痛感したんだよな。3月は。。

さて、峠越え。今回は峠の遥か手前で夜明かし。昼前に通過した峠でクルマの温度計をチェックすると、35°Fだったが、雪にはならなかった。

峠を越えてからハイウェーの出口はいくつかあるのだけれど、いずれもNo Service。そんな出口をいくつか過ぎ、ようやくミニマート付きのガソリンスタンドがある出口が現れる。アメリカ版峠の茶屋といったところだ。

何とも頼りない集落は、メインロードを外れるとすぐに未舗装路になってしまう、典型的なアメリカの田舎。「ふぅ」なんて言って自分コーヒーを飲みながら、ガソリンを入れようとすると、「シュウ」とクルマが音を出す。

一息ついていると、同じく一息ついている茶色の男。UPSの三連トレーラーのドライバーだ。

クビになったけど、昔一緒の会社で働いてたよん!なんて声かけると、ロッキー山中の陸送の大拠点、ソルトレークからやってきたと。。ドライバーさん。

彼自身もソルトレークがベースのようで、アイダホフォールズ、やらスポケン、ビュートを結ぶ定期ルートなんかを担当しているようだ。

航空貨物の営業が長かったけど、長いブランクでもうほとんど忘れちゃったので、感傷的なコメントは辞めておく。

さて、

こういった小さな小さなガソリンスタンドと小さな学校だけ、自分たちの町の事を「Community」と呼ぶようなサイズの町で、UPSやFedExやらがどういうオペレーションをしているのか。。。は、またの機会に。。。




あ、誰も興味ないか。


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AA 773 DFW-SLC

切り替えるというより、勢い余ってラウンジのシャワーでゴッソリひげを剃ってしまった。

シャワールームの鍵を返すとき、受付のオバチャンの対応が少し良くなったような気がする。いや、違う。自分の自意識が少し過剰になったんだな。

フライトは、結局その日の最終のDFW-SLCでこちらのフライトもほぼ満席。カリブや中米でバカンスしてきましたよん。といった身なり&テンションのお客さんの比率が高いなぁ。

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AA 2138 GUA-DFW

グアテマラからのフライトでスイッチを切り替えしようか。

ちらりと見下ろしたグアテマラは緑のジャングルジャングル。グアテマラシティーからアティトラン湖までの道沿いは、農場農場集落農場集落に沿ったワインディングロードだったのだけど、しばらく見下ろしていたが、まともな道すら見つけられなかった。

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9時間近い乗り継ぎ時間を、何とか早めようとキャンセル待ちをかけるものの、残念なが昼過ぎの便も、夕方の便もガチガチの満席だった。

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