calendar

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<< April 2014 >>

categories

archives

メールとTwitterアカウント

courier_jpn☆hotmail.co.jp

☆を@に変えて!



Twitterアカウントはcourier_JPN

UA 853 SFO-NRT

sDSC00266.jpg

UA 853 SFO-NRT

ソルトレークでパソコンを開いてチェックした直前のシートマップによると、機内はガラガラ。チェックインしていない人がどわーっと流れ込んでこないことを祈りつつ、あらかた人が乗り込んで、搭乗待ちの列は無し、SLCやLASからの乗り継ぎ客待ちの101番ゲートから搭乗する。

このタイミングでこれだけガラガラなら一安心。周りのお客さんも目立つ空席を占有して、寝る準備をいそいそと始めている。

航空会社には気の毒だけれど、3割程度の搭乗率なエコノミークラス。ごろりと寝転がって、食事の間、ぐっすりと就寝。ソルトレークシティーでの強行軍に加えて、帰国後は中目黒で友人の歓送甲斐があるのでありがたい。木曜帰着のフライトは狙い目かな?

入国審査も通関もスムーズだったので、荷物をお客さんに転送してからシャワーを浴びて、加齢臭を洗い流す。これで混雑した電車も乗れる。

UA 5539 SLC-SFO

sDSC00264.jpg

UA 5539 SLC-SFO

ソルトレークは、夜の雨でスッキリ瑞々しい。昨日は日没後から、一気に気温が下がったけれど、街の雨は山では雪になった様子。今日の陽気でまた溶けてしまうのだろうけれど。

寝ているうちにサンフランシスコに着陸。UAの国内線ターミナルをリニューアルしていることもあって、小さい機材で到着するとサテライト間をバス移動になる。SLCからのこの便の到着時間が、東京成田への853便の搭乗開始時間だったりするので、バス乗り継ぎと長い歩きにヒヤヒヤする。

ソルトレークシティー / Salt Lake City

sDSC00258.jpg

ソルトレークシティー / Salt Lake City

ターミナルから出ると、なんだか暖かい。暖かい上に、容赦のない風が遠慮無しにぶつかってきて、顔を伏せながらでなければ歩けない。春一番かな?巻き上がった塵で空が濁り、空港を出ても、まだまだ雪を被っているだろう街の背後の山が見えない、山どころか、ソルトレークの町並みすら見えない。風であおられ、ハンドルを取られそうになりながら走るハイウェイを、普段は道の脇に転がっている根無し草が、ビューッと飛んでゆく。春一番を辞書で調べたらthe first gale of the springだった。

倉庫作業を終えて、荷物を車に詰め込んだ頃にパラパラと降り始める。舞い上がった塵をたっぷり吸い込んだ茶色い雨。白いレンタカーがあっという間にまだら模様になってしまった。行商なんかをしていたら、並べた品物が全て駄目になりそうだ。

sDSC00255.jpg

町中に車を進めると、風は収まったけれど、雲は低く、緊急車両も多く出ていて、街全体が不穏な雰囲気。腹一杯にして、景気でも浸けようと思ったけれど、いつもの中華ビュッフェもお客さんはいるけどなんだか様子がおかしい。

「電気が落ちちゃって、新しい料理を追加できない。暗くなるまでの少しの間だけでよければ」

とのこと。薄暗い店内を見渡せば、同胞がモサモサと揚げ物を胃袋に放り込んでいる。「それでもいいよ」と応えると、ランチの値段で、窓際(の方が明るいからだね)の席に案内してくれた。

sDSC00256.jpg

sDSC00257.jpg

近くで電線が切れてショートでもしているのか、辺りの電気が落ちて静かなのに、消防車が現場への道を塞いだりしていて物々しい。そんなこと御構い無しに、ワサワサ頬張る。追加が欲しければ新しく作るから言ってくれと、マネージャーと覚しき同年齢の華人が声をかけてくれたのだけれど、遠慮してしまう。好物のアサリは、湯煎のプレートに残っていただけしか食べられなかった。

sDSC00260.jpg

sDSC00261.jpg

やりのこしていた仕事を終夜営業のマクドナルドで片付けていると、夜半に停電。夜明かしとシャワー利用でお世話になるいつもの大型ガススタンドも真っ暗。

UA 174 SFO-SLC

wing.JPG

UA 174 SFO-SLC

乗り込んだB737はウィングレットがちょっと見たこと無いカタチ。

最近ではむしろ一般的になった、大きく上に反ったB737の主翼の端、ウィングレットの根本から、新しい芽が枝分かれするように下へウィングレットが伸びている。

sDSC00249.jpg

sDSC00250.jpg

sDSC00251.jpg

調べてみると、シミタール・ウィングレットと呼ばれるそうだ。記憶に無かったので、さぞかし新しい機材なのかと思いきや、それなりに使い込んだ感のある機材。レレレ?

気にも留めていなかったので、飛行機を降りて改めてチェックすると改造によって新たに装着するウィングレットらしい。なので、羽の先っちょだけ真新しく、機内はそこそこ古ぼけてたのか。上に大きく反ったウィングレットに比べるとシミタール・ウィングレットは子供みたいなサイズだけれど、装着している画像をみると、実物は一つで、大人の女性くらいの大きさはありそうだ。

で、そのシミタール。インドの楽器を奏でる清水君みたいだねぇ、なんて思ったけれど、シミタール/scimitarを辞書で調べると、三日月刀(の一種) 〘アラブトルコなどで使用された; →sword〙だそうな。なるほど。

sDSC00253.jpg

ソルトレーク空港の到着口には、いつもどおり、宣教師のお出迎えのヒトビト。この空港は、ミリタリーサービス従事者、小金持な風体の日韓中、所謂東アジア人を多く見かける。

UA 892 ICN-SFO

sDSC00246.jpg

UA 892 ICN-SFO

前回は、チェックインカウンターで

「You are very lucky!」

なんて言われて、アップグレードを伝えられたけれど、ラッキーは続かない。座席指定をしていなかったけれど、通路側がいいなぁと伝えると、Exitの通路側をアサインしてくれた。

sDSC00247.jpg

足を伸ばせて嬉しい反面、トイレの目の前で、乗客の出入りの度にピカーっとトイレの明かりが直撃するのに閉口する。三つの席を二人で分け合った窓側のアメリカ人男性は、食事もとらず最初から最後まできっちり睡眠を取っている様子。ミリタリーサービスと覚しき体格と髪型の彼は、どこでも寝られる時に寝れる身体に鍛え上げているのかもしれない。

sDSC00248.jpg

離陸を一度やり直したり、SFOに到着してすぐにスポットインできなかったことがあり、1時間近く遅れての到着。乗り継ぎ時間が心配だったけれど、ゲート前で「SLC UA 174」と書かれた紙をもった地上のエージェントが待機しており、オレンジ色の「EXPRESS CONNECTION」カードを手渡してくれる。混雑する入国審査を優先レーンで通してくれた上、SLCへの搭乗券を確認すると、ICNでプリントされた時点で、件の「TSA PRE」のプリント。

sDSC00263.jpg

ラウンジで軽食をただ食いする時間はなかったけれど、乗り継ぎ便の搭乗には十分間に合いそうだ。

7C 1101 NRT-ICN

sDSC00243.jpg

7C 1101 NRT-ICN

夕方に仁川を出発する飛行機でアメリカに向かうため、まずは成田ー仁川。韓国発券と日本発券の価格差が酷い時は5万円以上にもなる上、現地での滞在時間などでも制限が緩やかなクラスで薗か格差なので、半日旅程が延びて、格安航空券のチケット代分が負担になっても問題無し。いやいや、韓国発券のチケットはunited.comで買うことができないでしょ!と思ったあなた。Expediaをご覧になってください。

出発前に、旅サイトの取材で空港に来ていた友人などと会い、書きそびれてしまっていた式の礼状などを郵便局から発送して出国審査。サテライトのそのまた隅っこの97番ゲートに、てくてく歩いて辿り着いたタイミングで、丁度搭乗が始まった。

EasyJetのようなカラーリングの搭乗機の搭乗率は7割から8割といったところだけれど、男女比3:7くらいと、圧倒的に女性が多いのが面白い。

数日前にも関わらず、普段購入できる中では安い(総額1万円弱)部類の航空券だったので、お客さんが乗っていないかと思いきや。なかなかの搭乗率だった。1万円でも採算会うのかな?他のLCCとの競合や需給バランスで、これくらいの値段に落ち着くのかな?

前回利用したVanillaと比較すると、機材は古いけれど、シートピッチは少し広めといったところで優劣は感じない。機内サービスはどちらも有料だけれど、飲み水がしっかり配られたところは、Jeju Airが少しアドバンテージがあるかな。いずれにせよ、乗務員さんもどちらもプロフェッショナルなので、利用時間帯とその時の航空券代で選べば良いと思う。選択肢が増えて、リーズナブルになっていいじゃない。韓国とは最近イロイロあるからこそ今が行き時で、自分の目で見て判断する大事なタイミングじゃないでしょうか。

離陸寸前に滑走路の点検が入って、少し立ち往生したけれど、無事離陸。本を読んでいるうちに仁川に着陸した。

sDSC00244.jpg

到着ゲートは、KEやOZ以外の航空会社が入るサテライト側。入国審査のアライバルカードの滞在先には、「Transito to UA 892 for San Francisco」と記載し、何事も無く入国できた。

さぁ、行こうぜ!

さぁ、行こうぜ!

社会人としてうまく立ち回れなかったことやら劣等感、つもりに積もったルサンチマンを執念や執着に置き換えたお空の旅、国巡りの旅、マイル稼ぎ旅はおしまい。まだまだコレからも飛行機には乗るし、海外にも出かけるし、LCCの安いチケットにも反応してしまうだろうけど。旅を何よりも優先する生活は御終い。

執着したからこそ見えたものや味わえたものもあったし、衝撃的な経験もした。心中に刻まれた鮮やかなあれこれは忘れがたい、けれど、その経験を更に更に!という気持ちは涌き上がらない。少し寂しいけれど、行きたくて焦がれてしまうような場所や国がもうない。そんな、仕事や生活を放り投げての長い一人旅はもう現実的に厳しいという、今の状態。そして、それはそれでいいと感じる自分がいます。

万が一に、旅に割ける時間やお金が空から降って来たとしたら、落ち着いて訪れたいなぁ、なんて町は人並みにあります。でも、今はそんなことより、近所のお城巡りをしたり、近くの海で釣りをしたり、二三日時間が取れるのなら、四国まで進んだ歩き旅を焦らずに前進させる方を優先したい。目的至上主義に傾斜して、ひとりぼっちになってしまうのは、嫌いじゃないけれど、十分味わったので、ごちそうさま。もういい。

今考えると、最難関な国を極力優先して、安全だけれど遠い国なんかをとっておけば、最後のフィニッシュに嫁さんと一緒に行けて、味わいたかったもの、見たかった絶景を二人で楽しめたかなぁなんて思い、それだけがちょっと心残り。

旅は素晴らしいし、かけがえの無いことを手にするきっかけになるとは思う。旅をして良かったとはもちろん思っているし、旅に明け暮れた30代があったからこその今の自分があって、友人や家族がいる。けれど、生活を捨ててでも旅をしなよ!と「旅側」に他人を引きずり込んだり、若いうちに、死ぬまでに、あの世界遺産だけは見ておけよ!なんて喧伝する気には更更なれない。僕の人生で本気でどっぷり浸かるコトができたのが、たまたま「旅」だっただけだ。そしてそれもほんの10年。いや濃密だったのはその中の数年だ。

旅やら人生やら生活のことで、もし相談されるような機会があれば、「旅」を含めたその人が好きなことやら夢やら、森羅万象の何か一つにとことん執着し、フルパワーで向かい合ってみては?と言うかな。言う資格はないけれど。旅でなくてもいいということを伝えたい。ピカピカの絹でも、ボロ切れでも、使い古しのパンツでも、ゴシゴシ丹念に「フルパワーで」磨けば、君の人生は輝く!

なんつって。

いやいや、これからしっかりしなくちゃいけないのは、かくいう自分です

さぁ、いこうぜ!


 

結婚しました! / Just Married !



結婚しました! / Just Married !

UA 853 SFO-NRT



UA 853 SFO-NRT

日本の航空会社が使わなくなったジャンボジェット。

飛行機を頻繁に乗るようになった学生時代には、DC-10や古いB747なんていう機材は当たり前で、B747の-400なんて贅沢だなぁ、なんて思っていた時代が懐かしい。

LASからの乗り継ぎ客待ちで出発が遅れたけれど、NRTの到着は乗り継ぎに差し支えない程度の遅れ。通関と荷物の転送に時間がかかってしまった。UAのカウンターに向かって、NRT-ICNの区間をNo Showする旨を伝えた。

UA 5539 SLC-SFO



UA 5539 SLC-SFO

UAのチェックインカウンターに向かうと、スタッフの面子がかなり変わっている。担当してくれたのはアイランダーと覚しき大柄な女性。成田で荷物をピックアップする旨伝えると、軽やかに対応してくれ、カウンターからこちら側におり、スケールに載せようとカートからおろした荷物にペタペタとバゲージタグをつけてくれる。

合併に伴うマイレージやらミリオンマイラーの資格の改悪やらにはがっかりだったけれど、おつりがくるくらい気もちいい対応だった。

| 1/2PAGES | >>