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MH 88 KUL-BKK



MH 88 KUL-BKK

搭乗率は半分くらい。





マレーシアで、食べようと思っていたけれど、胃袋に空きスペースがなく断念したNashi Lemakが到着前の食事に出てくる。ペーストがビットリ股間に付着してしまうアクシデントがあり、しつこい汚れになっちゃいそうだけれど、まあ、旅の思い出にすることにする。

ナイロンたわしと帽子を一つずつ無くしたくらいで、無事帰国。

クアラルンプール / Kuala Lumpur



クアラルンプール / Kuala Lumpur

乗り継ぎ時間で訪れたクアラルンプールには、東南アジア生活15年以上、KLでは5年くらいになる友人夫妻が待ち構えており、マレーシア風中華料理のオモテナシを受けた。

料理の旨さにうなり、思い出話に花が咲く。

そして、この土地に根を張って生活する友人の話が面白い。

このブログでは何度も書いているけれど、そういった話を聴いてから、あらためてその場所を見回すと、土地の匂いが濃く、鮮明になる。すれ違うヒトビトがどんな生活をしているのか、何を感じているのかは引き続き入り込めないし、分からないのだけれど、話をする前と違って、何故かヒトビトの表情が豊かでより立体的に見えてくる。

今回の旅は欲張ってヨーロッパとトルコを旅した上、タイとマレーシアをお変わりしてしまい、詰め込みすぎた感はいなめないけれど、何も考えずにリラックスするバンコクと、久方ぶりの友人との再会と濃い話で大団円。

日本の人生も、緩急つけて楽しく行こう。

ユーロ空港 / Euro Airport

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フランスからスイスへ向かう女性、スイスからまさにフランスに入ろうとしている男性、周りを海に囲まれ、陸路国境ってのにロマンスを感じてしまう国民。

ユーロ空港 / Euro Airport

仏独瑞の国境地帯の現代建築巡りを終え、イスタンブールに飛ぶべく、空港近くの安宿から空港に向かい、レンタカーオフィスで車を返そうとすると

「おっと、この車はスイス側で返さなきゃいけないね」

とのこと。

レンタカーの契約書に「SWISS SIDE」の記載があったとはいえ、もしかしたらどっちでも返せるのでは?なんて思っていたけれど、甘くなかった。

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らら?これからすると、ジュネーブ空港もフランスとスイスの共用空港かな?


「スイス側に行くには、一回バーゼル側に向かう高速にのって、国境のチェックポイントを越え、一つ目の出口ですぐ降りて左折、空港の標識に従って戻ってくればいいよ。」

と丁寧に説明してもらい、その通りにする。

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ユーロ空港のスイス側、道路標識の奥にある柵がスイスとフランスの境界

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フランス→スイスへのチェックポイント@高速道路
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Route Douanière de l'Aéroport à Bâle バーゼル市内からユーロ空港への専用道路。道の左右がフランス領で、道自体はスイスに貸与?されたスイス。交差点もないのでスイスイ。。。

スイス側で高速を降りた後の短い道中には、空港への標識が所々に配されており、運転に関しては問題無し。今回の旅は、現代建築や城巡りに加え、世界のインフラ飛び地を巡ることもできてなかなか楽しい。車も無事に「SWISS SIDE」で返却し、チェックインをスイス側のユーロ空港で済ませて自由の身となる。

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スイス側チェックインカウンター

なんでこの空港でレンタカーを返却する際にきをつけなければいけないのかというと、この空港が

「空港の敷地はフランス領にある、スイスとフランスの2国で共同運営される国際空港」

だからで、

羽を広げるような空港ターミナルの建物が北側がフランス側(EU)に運用され、南側がスイス側で運用されており、両方に一つずつ、レンタカーのオフィスがあるから。

そして、空港の敷地全体がフランス領内にあるにも拘らず、チェックポイントを越えスイス領内に入ってから空港までチェックポイントの通過無しに、空港にたどり着けたのは、スイス領からこのユーロ空港へ伸びる専用道路が、特別にスイスにレンタル?されているから。

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空港の位置とスイス領内から伸びるRoute Douanière de l'Aéroport à Bâle。右手がライン川で、東岸の北はドイツだ。

通って来た専用道路をGoogleで検索すると、Route Douanière de l'Aéroport à Bâleの記載。「Douanière」が税関とかそういう意味だから、バーゼル空港税関道路と行ったところでしょうか?特別な道路故に、この道はバーゼルの交差点を出ると空港エリアまで、道路交差や二股のない一直線の、まさに空港とバーゼル市内を結ぶ為だけの道だった。

「インフラ飛び地」なんて呼ばれるこういった土地や道は、地理好きには堪らない場所。

シンガポール領内のマレーシア鉄道とマレーシア鉄道シンガポール駅(2008年に利用した時のブログ)が過去のものになってしまった2014年。フランス領であってフランスでない場所。空港ターミナルにユーロ表記の売店と、スイスフラン表記の売店があるなんてのは堪らない。

今回は、トルコ航空でバーゼル(BSL)発で航空券を買ったけれど、この空港はスイス側の国際線としてのEAPという空港コードがあり、共同運用しているフランス側でもミュールーズ/Mulhouseの町からのMLHとい空港コードを持っているそうで、1つの空港で3つの空港コードを持っている、飛行機馬鹿にも堪らない空港のようだ。

8年前、トルコから到着して利用した時は、何も考えずにユーロ側に着いてバーゼル駅に向かったのだけれど、今回はフランス側とスイス側を行ったり来たりして楽しみ、ラウンジで一杯やった後は、「スイス側」の出国審査を受けて空港を後にしました。

旅心の泉が枯れかけたら、こちらの飛び地サイトへGO! そのバーゼル空港の記載の ページ

MH 785 BKK-KUL



MH 785 BKK-KUL

大型機が行き来する空港で、MHのB-737はなんだか頼りなかく感じ、大丈夫かよという印象だったけれど、機材自体は新しく頼もしかった。



ビリヤニをモリモリやっているうちにKULに到着。

今回の旅は現代建築巡りがメインテーマだったけれど、このクアラルンプール国際空港も、旅の参考図書にしたCasa Brutusの「死ぬまでにみておくべき100の建築」に含まれていた。

Casa Brutusの刷り込みの影響もあると思うけれど、この空港の美しさは色褪せない。。。と素直に思う。

バンコク / Bangkok



バンコク / Bangkok

旅の疲れを癒すべく、バンコクへ。

タイマッサージを受けるより、直行でイスタンブールから東京を目指した方が楽でしょう!なんていう意見は受け付けない。ふふふ。今の自分には、イスタンブールから間髪入れずに千葉の鎌取に戻るのは危険なのだ。頭を切り替える時間とクッションが必要なのだ。

。。。。っていうことにさせてください。

さて、バンコク。

イスタンブール同様、この町でもつい最近まで大きなデモや政治的混乱があったけれど、町歩きした箇所で、不都合や危険さを感じた箇所はなかったし。夜もシーロム周辺は賑わっている。





ちょっと前に通い詰めた駅前の食堂のカレー(そのときのブログ)は相変わらず旨く、他のメニューは今一歩だった。店のオヤジは足が少し不自由になったようだったけれど、自分のことを覚えてくれているようで、

「明日もくるんだよな」

なんて笑ってくれ、6年前は、料理を教えられながら作っていた男の子は、一人前の面構えになっていた。次回来た時は、得意料理を教えてもらわなきゃなぁ。

今回の旅行で訪問したお城や要塞の備忘録

今回の旅行で訪問したお城や要塞
モンジュイック要塞 / Castell de Monjuic
フォール・ド・ジュー / Fort de Joux
フォール・ド・ラルモン インフェイユ / Fort du Larmont Inférieur
フォール・ド・ブレイジ / Fort of Bregille
グリフォン要塞 / Fort Griffon
ブサンソン要塞 / Citadel of Besançon
ブサンソン囲壁 / City wall of Besançon
ベルフォール要塞 / Citadel of Belfort
ベルフォール囲壁 / City wall of Belfort
ロッテン城 / Burg Rötteln
ギョレメのローマ時代の砦 / Roman Castle Goreme
デリンクユの地下都市 / Derinkuyu Underground City
ヒエラポリス-パムッカレ ローマ時代の城 / Hierapolis-Pamukkale
ヒエラポリスの囲壁 / City wall of Hierapolis
テオドシウスの城壁 / City wall of Theodosius
トプカプ宮殿 / Topkapı Sarayı
乙女の塔 / Kız Kulesi
イエディクレ / Yedikule

 

TK 64 IST-BKK

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TK 64 IST-BKK

A340の機内は満席で、これからアジアではっちゃけるぜ!なヨーロピアンの若者の旅行者が目立ち、トルコやヨーロッパを楽しんだ帰り道のアジアなヒトビトは少数派。

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計器点検で出発が遅れ、急いで牽引車に押し出され、タキシングを開始しようとしたけれど、牽引車の押しが足りなかったようで、同じスポットに入れ替わって入る機材からピカピカとパッシングを受けたのはご愛嬌。

イスタンブール / Istanbul

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イスタンブール / Istanbul

飛ぶ鳥を落とす勢いのトルコ。

勢いがバブルなのか、筋肉むきむきの本物なのか自分に知るすべはないのだけれど、その心臓であるイスタンブールでは、トルコ人が初乗り4TLのメトロに乗り、一人20TLにはなってしまうロカンタで普通におじさんおばさんが飲み食いをしていた。主要な観光スポットはツーリストで溢れ、そのツーリストの様子を見ていると、これまた勢いがあると言われている国々のヒトビトだ。

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10年前に中央アジアを巡ったのちにたどり着いたイスタンブールで目立ったアジアからの観光客は、何と言っても日本人だったけれど、2014年に同じ場所を歩いてみると、飛躍的に経済が発展した中国やインドのヒトビトに観光客の主役の座を取って代わっているように感じられた。

物価高に観光客の様変わり。。。そういった、トルコの躍進や状況の激変に目を丸くして、モヤモヤしてしまうのは、自分自身がトルコや元気のあるヒトビト以上に飛躍できなかったのことが受け入れられず、日本経済の停滞とか、世界における日本の存在感の後退なんかに結びつけようとしてしまう。そんな弱い心に鞭打ちながらのイスタンブール旅だった。

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そういったリアルを突きつけられると同時に、イスタンブールでは空港で母国を捨てざるを得ない状況でセルビアへの移住を考えているシリア人に出会ったり、ウルムチから移住したウィグル人の作るラグマンやカワプを食べた。状態が悪化しているイラクやシリアとトルコは国境を接しているし、ウクライナは黒海を挟んでお隣同士だ。

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危うさをはらみつつもそれなりに安定しているヨーロッパ世界と、問題だらけと誹られるかもしれないが、躍進するアジア世界があからさまに交差していて、イスタンブールは以前にも増して濃い町にだった。心休まる町ではなくなりつつあるかもしれないけれど、やっぱりイスタンブールは楽しい。また来よう。

ヒエラポリス-パムッカレ / Hierapolis-Pamukkale

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ヒエラポリス-パムッカレ / Hierapolis-Pamukkale

カッパドキア行きのバスでは大失敗をしてしまったけれど、パムッカレ行きは前日のうちにきっちりメジャーバス会社のシートを抑え、夜行バスの疲れはあるけれど予定通りにパムッカレの集落にたどり着いた。バス会社の隣のホテルをデイユースで借り、一眠りしてからパムッカレにゴー!

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ヒエラポリスに転がってる石柱。ちくわぶみたい

これまた世界的に有名な観光地なので、ああだこうだ書かないが、ムチムチプリンプリンのロシアの人たちが、水着でパムッカレを満喫しているのが二周りくらいして羨ましい。目の保養なんて書くと相棒にぶっ飛ばされるが、思い思いのポーズで、写真を取り合ってキャッキャと騒いで思い出作りしてる。

そういう旅はそういう旅でいいじゃないか。と思う。

カッパドキア / Cappadocia

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カッパドキア / Cappadocia

イスタンブール到着後、オトガルに屯するオヤジに微妙なバス会社のバスに捕まってしまい、目的地までちょいと時間のかかるカイセリ経由の夜行バスでのカッパドキア入りとなった。

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カッパドキアの奇岩奇勝についてはもはや説明不要だし、思いを込めて旅している人に比べたら、本格的な下準備もツアー参加もしなかったので、細かいことは割愛して他のブログやガイドブックにまかせ、この地の城塞やそれに準じた建造物を細かくアップデートすることにしよう。短い滞在だったけれど、ツーリスティックだけれど、イスタンブールなんかに比べればノンビリできるギョレメの町をふらついたりし、結局は楽しんでしまった。

カッパッパパ、ルンパッパ。

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カッパを捕獲すべく、投網をうつ少年。尻子玉をとられんなよ!

ツアーに参加して、カッパドキアのめぼしい箇所を回ってみたのだけれど、担当ガイドがトルコではマイナーなクリスチャンなのにも関わらずアタチュルク大好きで、カッパドキアとトルコの歴史を説明する一連の流れの中で、ギリシャやアルメニア、ロシアのことを「Enemy」と言ってはばからない。ツアー客にはスペインのカップルもいたのだけれど、「一昔前まではトルコがEUに入りたかったけれど、今はそうでもない、EUが俺たちのお金欲しさにEUに入れたがっている。」なんてすごんだりする。ドライブかかってるなぁトルコなんて感服しながら、ツアーバスの外の、乾いた果てしのない穀倉地帯を眺めたりした。

熱気球には乗れなかったので、代わりにカエルに飛んでもらった。そんなカッパドキアの滞在。

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