釣れない君北海道釣行 2015 面目躍如!テンカラで爆釣君 5日目
釣るだけなら昨日のポイントに出かければ良いけれど、せっかくの釣り旅なので、ブログなんかの情報も少ない川に出かけてみる。天気が良くなったこともあって、下流域の濁りも収まっている。川に入ると、両岸の緑が迫って、空は透き通るような青。知らないおっさんの下着まで洗濯して干してやりたくなるような青空だった。
下流から、車を使って橋で川を越えるたびに竿を振ってチェックするが、反応はイマイチ。魚のサイズが上がらないのに上流部を目指すのも微妙かと思ったけれど、ダム湖の上の源流に上がることにし、ダム湖に注ぐインレットから釣りあがってみる。
が、結果は小さいニジマスが時々反応してくれるくらい。シチュエーションはこれ以上なさそうなんだけど。。釣りあがって林道、林道を車に戻ってまた移動。。を繰り返すが、遊んでくれるのは引き続き小さなニジマスだけで、サイズも上がらない。
まあ、こんなもんか。今日は早めに切り上げ、別海に向かうか。。なんて思っていると、木が覆いかぶさっている淵に蚊柱がぐるぐる回り、魚がライズしている。せっかく北海道の山の中まで来たのだからと、またまた車に戻り、テンカラしかけに切り替えて。。。毛針を投げ込むと、これが大正解。スピニンングタックルじゃほぼ無反応だったのに。。。
モンタナで適当に買い求めた毛針に猛烈に魚が反応し、投げるたびにリアクションがあって、そのうち半分が釣れてしまう入れ食い状態。昨日の日没間際の入れ食い時間と違い、水中で反転するときの輝きも、引き込みも強くなる。今まで同じ場所でスピニングタックルで釣り上げていた魚のサイズもぐっと上がった。
そんな入れ食いタイムの最中、水を吸ってクーッと沈み込んで行く毛針を見失ったところで、ギューンというアタリ。ハリスや繋ぎ目がプチッといきそうでヒヤヒヤしたが、40センチちょいのニジマスが釣れあがる。北海道のアングラーにしたら、そんな魚で感動するなと言われそうだけれど、魚の反応がよりダイレクトで手応え十分だった。
凡ミスでフライを失ったりしつつも気持ち良く釣り続けるが、ダムの上流、釣りあがっていると狐や鹿がジャンジャン飛び込んでくる場所なので、日が高いうちに竿を収めた。大満足。
今日の川の感じは、今までマス釣りに励んだ
モンタナ、
パタゴニア、
フォークランドのフィールドにいつか帰っての「魚はいそうだけどスピニングタックルじゃ攻めあぐねちゃう」ポイントで、テンカラをやってみたいなぁ。。なんて思う。ま、北海道でこれだけ楽しませてくれるのなら十分だけど。