中山道(木曽街道)歩き旅 3日目 / Nakasendo-Kisokaido Walking Tour Day-003 熊谷宿〜倉賀野宿Kumagaya-Shuku〜Kuragano-Shuku
重たい雲に小雨というなんとも言えない天気の中、出発。ボリューミーだけど、ちょっと元気のない熊谷はささっと抜ける。次の宿は深谷。あのサイタマノラッパーでおなじみの深谷。映画に出てくる土手と変電所はどこだ。。と探したけれど、中山道からは外れているのか、それらしい眺めを歩くことはできなかった。
映画では、だサイタマの典型的な町のようなひどい扱いを受けていた深谷。確かに街道沿いの店は軒並み元気が無くって、まともに開いているのは昔からの銀行だけといった状態。映画でみた以上に酷い有様なんだけれど、スッカスカになって空き地や駐車場だらけになった分、昔は大きな店の裏手で、街道筋からは拝めなかった、蔵がボコンボコン建っているのが眺められ、ビンビンきてしまう。
先日、蔵巡りのフィールドワークに参加して、中規模以上の蔵だと、現在の物価にすると5000万円なんて話をしていたので、そんなものがボコンボコン建っていた昔の深谷は。。。なんて思う。
深谷の外れ、コンビニはおろか店も何もないぜといった景色の中に、小さな商店兼お茶屋さんのようなお店があり、吸い寄せられるようにお店に入る。こういった敷居が低くって旅人ウエルカムな店は、善根宿はおろか、気軽に座れるベンチだってないような未整備な中山道では本当にありがたい。飲み物とお菓子を買いながら店先でお話をさせていただき、周辺の見どころなどが記載された自作の首位の街案内をいただく。
お遍路をやっていると、こういう何気ない出会いや親切がガソリンになって、歩く原動力が尽きず、いつの間にか四国を一周しているのだけど、そんな出会いは滅多にないのがお遍路以外の場所での歩き旅。お遍路で接待されると次にお接待されたりするまで、その人のことを考えながら歩くのだけど、のだけど、今日はこのあと日がくれた倉賀野宿まで、おじさんのことを思いながら歩いた。
深谷の庚申塚クラスター
地蔵@本庄
日本の近代を支えた縫製工場@本庄
白壁、蔵@新町。ノーマークな場所でこう言った建築物に出会えるのが、街道歩きの醍醐味かもしれない。
倉賀野宿の高札@倉賀野宿
本日は熊谷から倉賀野まで!