空き家プロジェクト Day - 002 / Project Vacant House Day-002
通電。
週末やお祭りが重なってしまったため、まずはの作業は空き家再生というより、物置総ざらえな段階なのですが、並行して、長い年月の間、住まいの血液とも言える、電気水道ガスを新たに家に注入する作業を始めています。
昨晩のうちに通電させておくという中部電力の話だったけれど、通電に立ち会わなかったこともあり、長い間放置プレイされていたこともあってどこかが漏電。。。出かけてみたら周囲を巻き込んで炎上!なーんてことになっていないかが心配だったが、杞憂。
でかけて家の中を確認すると、いつの間にかスイッチがオンになっていた、2Fの和室の電気が点いているだけだった。
玄関の呼び鈴や幾つかの照明はやられてしまっている様子だけれど、残されたスイッチに反応して明かりは灯るし、換気扇もビュンビュン回ってくれる。
電気がつくことで、部屋の隅々に光が入り、アラが際立つかなと思っていたけれど、昭和にタイムスリップしたような気分になるくらいで、むしろ70万円はやっぱりお買い得だ!という気持ちを新たにしたくらい。お隣さんとの立ち話で、「いやぁ、ボイラーはやられてるでしょう。。。」という話になったけれど、その会話は、脳内でひとまず削除しておく。
そんな、家の中と外の電源ON/OFFツアーを済ませた後は、昨日に引き続いて物置の整理。
DIYが得意だったのか、そもそも昔の人や家があれば相応な中身なのかはわからないけれど、水と年月で、紙粘土状態になった卒業文集や、熟成が進みすぎて重油のような有様の梅酒、床でビット女になった絨毯なんかを容赦なく処分してゆく。
震災のボランティアで津波被災地の後片付けをした友人がボランティアから帰って来ると、猛烈な断捨離をはじめ、自分自身の持ち物がスーツケース一つになってしまったことがあったが、家は買うけれど、モノは持たないようにするぞと誓う。理由はあるにせよ、その時は意味のあったものが赤の他人に、文字通りゴミ扱いされてぶん投げられるってのは良くないし、そうなるまで物を持っておかないようにするべきだ。
分別 木材
分別 金属
分別 プランター、園芸系
これから家をなんとかしようとしているのだから、工具や必要なものは今後、どんどん出てくるだろうけど、それ相応のお礼や労働交換をしながらお借りしたり、極力、モノを増やさない家にして行こうと心に決める。
難儀したけれど、空の駐車場に、分別した処理可能なゴミを放り込み、キャンプ場で働く友人が引き取ってくれそうな木材、クズ屋さんが引き取ってくれるという鉄屑なんかを分別し、なんとか物置を空にする。あとは、底が錆びてやられてしまった物置本体を、クズ屋さんが引き取ってくれるかが勝負どころだ。
そんな二日目は、お神輿をまくって、まくって、ぶっ壊して終了!という木曽の奇祭を堪能。空になった物置を坂の上から転がしたら楽しいだろうなぁ、なんて妄想に耽る。夏ど真ん中なのに涼しいお祭りを堪能して、開田高原の基地に戻った。