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ダメだダメだ

ダメだダメだ


全然ダメだ、SNSで久方ぶりな僻地ビジネスマンから連絡が入ったと思ったら。

 

//僻地ビジネスマン//

「大学生で最年少、最短?で世界一周してる
新しい友達なんだけど」
「元旅おじさんとして困ったら教えたげて。笑」
「僕は同じところぐるぐる回ってるだけだから、細かいところわからんもん。」

 

//大学生で最年少//

 

「はじめまして。
最年少かつ最短で〇〇〇カ国を周る挑戦をしている〇〇です。
よろしくお願い致します!」
「見切り発車で進めて計画甘いところもたくさんなのですが、
絶対に達成したいと思っています。」

 

その人のプロフィールをチラ見。

 

「ゴメン、ぼく、クラウドファンディングやって旅する人苦手」

 

と、返す。

 

素晴らしい方との出会いがあり、翌日が定休日の夜は、娘や妻が寝ている間に、その方の作品を読み更けり、時間を忘れるような夜を楽しんでいるので、まあそっちを大事にしたい。

 

GWからの喧騒で、5月は思いの外長く感じたが、明日の朝飯はパンにするかご飯にするかといったことでない、大きな選択をしなければいけないリミットまで、また1ヶ月分だけ近づいた。もう6月だ。娘も来月早々に8ヶ月か。

 

こういった相談事を持ちかけられるってのは、自分がボンヤリしていて、隙がある証拠。

 

ダメだダメだ全然ダメだ、

 

こんな状態で、何かを選択する時は、ろくなものを選ばないものだ。気をつけねば。

 

ま、朝までまだ時間があるな。もう一冊読み進めることにしよう。


Takayama Jazz Festival

 

Takayama Jazz Festival

 

娘の脳に影響が出ない程度に踊りまくってきました。

貧乏性がたたってフェスに行かないまま45歳になってしまった私。相当入れ込んでいたバンドが来日したりすると、行けないのがわかっているので、出演者リストを見たりすると、頭を抱えてしまうのですが、Takayama Jazz Festivalは別。

 

歩いていける素晴らしい野外ライブフェスにも関わらず、あっちゃこっちゃに知り合いが出店のオーナー、スタッフ、お客さんとして現れる空間なのに、素晴らしいアーチストが大挙押し寄せる。移住者冥利に尽きるとはこのことです。

 

高山は、東京のような大都市と違い、自分の好きなバンドや音楽のライブを時間とお金さえあれば毎週のように出かけられるような町ではないですが、その分、友達の好きな音楽を聴いてみようとか、そういったライブに誘われたりして出かけるように、いい意味でジャンプを促されるような所を楽しめるとぐっと居心地が良くなります。

 

その居心地の良さは、祭りの手伝いや、こういったフェスや、しっかりしたお食事を出す高山の友人の店に高山に来た友人を紹介して楽しんでくれたり、そういった光景や出来事の背景に、乗鞍や北アルプスや、清らかな水の流れがあったりしてなかなか素晴らしいです。

 

冬の寒さがきついからこそ、梅雨前の夕方の気持ち良さの空気の素晴らしさが身にしみ、音楽や交わした言葉なんかがジンジンするのでした。いい日だった。


5月24日

5月24日

 

娘が女の子を連れてきて、

 

「お父さん、お母さん。私、この人と結婚する。」

 

と言われても、

 

「おう、式はいつあげるんだ?」

 

と答えられるようになりました。一人一人の権利が尊重され、大変ではあるけれど男女間でも大人として切磋琢磨のある国。将来、どんな選択を娘がするのか楽しみです。

 


半弓道場一周年 その3 初めての秋

 

半弓道場一周年 その4 初めての秋

 

観光客が少なく、週末に限って大雨という、高山にとっては大変な夏だったけれど、半弓道場の存続の危機を回避し、スタッフも早めに一人前になってくれたため、順調にことは進んだと言える。

 

半弓道場を存続させるということを大儀にすれば、赤字にならなければよく、スタッフに任せきりで得たものは未来に使えば良い。自分が年をとった時まで半弓の魅力を発信し続けることができれば、年金がわりに歳を取った時のように先代のように店に立てば良いのだ。。。と割り切ることにして以降は途端に楽になった。

 

9月

 

週末の書き入れ時に限って雨が降るような悩ましい天気ではあるが、店を閉めざるを得ない日が二日ほどあったが、一月が終わる。高山は9月の夕方になると途端に涼しくなる、ふと冬に来客がほとんどいなくなったことを思い出し、高山の農家の方や観光客の方が、ほんと夏によく働くことを思い出す。そう、冬を無事越せるようなある程度の蓄えは気にしなければ。

 

10月

 

平日の来客ががくんと減る。秋の高山祭の営業面でのプラスはなし。9月と比べて1割ほど売り上げが落ちるが、上出来。ドアを開けたいがだんだん冷え込みが厳しくなってくる。さすが高山。

 

11月

 

営業を続けてきたこと、スタッフの頑張りと半弓道場そのものが持っている集客力がどうにか11月の営業を支えた。

 

1年目の秋は一年目の夏に比べて約15%ほど売り上げ面で減速したものの、高山の観光客で唯一伸びているゾーンの外国人旅行者の間に徐々に認知され、そういった外国人旅行者が、外国人旅行者を呼び寄せる流れができ始める。

 

高山の飲み屋街に現れた方々が、ついでに弓を射る。という感じは大事にしていきたいが、地味にパンフレットを宿泊施設に配ったり、宿泊施設のスタッフさんやガイドさんに紹介し続けたことで、直接弓道だけをやりに飲み屋街に現れるようになる。

 

雨が降らない限り黙っていてもなんとかなる休日より、来客の余地もある平日を支える顧客層に訴えかけることをこれからも続けなければ。


全日本空輸株式会社 ALL NIPPON AIRWAYS

8月に、飛行機での旅行をお考えの方は、

 

皆様の心の翼

 

全日本空輸株式会社 ALL NIPPON AIRWAYS

 

でのご旅行をお願いいたします。


「富山の入国管理局が空いているよ」

「富山の入国管理局が空いているよ」

 

という情報を、長期滞在している友人が教えてくれ、富山空港に妻の永住申請(&配偶者ビザ申請)に出かけた。富山空港ってそもそも国際線あったっけ?なんて思う方もいらっしゃるかもしれないけれど、名古屋出入国在留管理局 富山出張所がなんと富山空港の旅客ターミナル内にあるのだ。

 

Asiana系のAirSeoulや中国南方航空、中華航空なんかが飛んできており、新幹線との競合でしょんぼりしてしまった穴を埋めている。その出入国の業務をやることや、伏木港の国際航路が休止中だからか、以前の場所から移ってきているらしい。

 

東京の天王洲の、埋立地にあった監獄のような面構えの入国管理局で、目が血走っている人たちに囲まれて何時間も待たされた経験のある妻に言わせると、

 

 

「全然早い。」

 

 

とのこと。そうだね、数年前、天王洲に妻を送って、申請し申請が受理されて戻ってきた品川で待ち合わせ、飯食った時、ヘトヘトになってたもんなぁ。

 

隣接する都道府県の入国管理局での申請も認められるルール、そもそも日本海側の都市である高山は、県庁のある岐阜に出かけるより、富山のが近いなんてのもあるのだけど、まあ早い。申請している人は、パスポートをチラ見している限りでは、ウズベク、ベトナム、大陸といった様子だったけれど、家族がターミナルで遊んだりしているうちに申請が受理されたり、受理する側の局員さんも、しっかり会話できる余裕があるレベルで穏やか。

 

結局受理された書類は、名古屋にいって審査、3ヶ月から6ヶ月、永住権の審査には時間がかかる様子なので、配偶者ビザの更新手続きのタイミングの都合上、その前に一度来る必要があると思うが、その時はまた富山の美味しい回転寿司でも楽しんで、余裕綽々で現れることにしよう。

 


杉浦製陶@Cafe Courier

 

杉浦製陶@Cafe Courier

 

閉店間際のカフェに、フラーっとお入りになったご夫婦。店の雰囲気が気に入ってくださったようなので、好きなだけお店にいてもらおうかなんて妻が思っていたところ、

 

「このモザイクタイル、うちの会社で作っているものなのです。」

 

と、ご主人。妻に呼ばれてご挨拶をかわし、

 

「うちの工事で、唯一お金かけて、こだわってるのがこのタイルなんです。」

 

なんて返す。作業は楽しいんだけれど目地のふき取りと、目地材が不足して、近所のホームセンターをかけずり回ったのを懐かしみながら話す。このころ

 

「このモザイクタイル作るようになってから、三年目くらいなので、このお店は2年くらいですか?」

 

「そうです、あと少しで2年ですね、冬の間はお休みするんですが(笑)」

 

嬉しい、名古屋モザイクのカタログ経由でタイルを購入したけれど、実際に窯で焼かれているのは、杉浦製陶さんなのだそうだ。カフェオーナーとしてカウンターに立ちづけるのは、子育てしながらだと大変なんだけど、やっぱりこういった事が起こる。だからやめられない(笑)

 

店のシンボルの一つであるモザイクタイル、是非見にきてくださいね。

 

 

素敵なお話なのでリポストさせていただきます😌 . #repost @cafe_courier via @PhotoAroundApp タイルのお話…  昨日店をクローズした後、外から店内を覗くカップルがいて、扉を開けて、よかったらどうぞ!と伝えたら  「もう店閉めたから大丈夫です大丈夫です!素敵なお店だな〜と思いまして...」  「ありがとうございます!よかった中に入って見てみて下さい〜」  「実は、このカウンター下のタイルは、うちの工場で作ってるんです。」  「え!!!!!メーカーの商品を買って自分達で貼ったんですよ〜」  「綺麗に貼ってますね!」   こんな偶然で嬉しいことありますか!? 泣けますなぁ😭 本当に感謝の日々です!!   さーて、チョコナッツマフィンと、アールグレーとクランベリーのマフィンが焼きあがりました✨半額ですよ😊  #cafecourier #takayamacafe #takayamacoffee #muffin #カフェクーリエ #マフィン #焼き立て #高山カフェ #多治見タイル #タイル #モザイクタイル #杉浦製陶 #名古屋モザイク

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半弓道場一周年 その3 初めての夏

 

6月

 

半弓道場を閉める広告掲載を「高山市民時報」へ先代がすすめていたので、引き継ぎの契約を済ませた足でそのまま「市民時報社」に出向き、「いやいややめない、100年続ける」という、半弓道場を続ける広告掲載をお願いし再開業。

 

「続けてくれてありがとうなぁ」

 

という常連さんや「市民時報みた」と言ってくるお客さんがちらほら遊びにきてくれた上、1ヶ月半ぶりに復活した道場を楽しんでくださる待ってました効果もあり、営業面的にも問題のない滑り出しとなる。

見た目もやっていることも一切変わりはないのだけれど、7時ごろから9時までだった営業時間を延ばしたりしたことで、家賃を支払って、的やその他のメンテナンスに時間をかけ、それを誰かに任せたとしても赤字にならないことが見え、ワンオペで回せるスタッフさえいれば(冬場が心配だけれど)半弓道場は100年を目指せる場所であることを確信することになりました。

 

いいぞ、いいぞ!

 

自分自身が客として、お金を払って弓を楽しむことが、この道場で一生できなくなるのが寂しいことくらいが問題な、あっという間の6月、体調を崩された先代も元気になって嬉しい限り。

 

7月

 

6月からの大雨が止まず、市内を流れる宮川が氾濫寸前になるような、雨雨雨。半弓、いや半休どころか全休せざるを得ない状況だった順風満帆な船が外海に出た途端、嵐で激しくかき回されるような2ヶ月目だった。

 

避難警報は出て街は死んだようになるわ、高山線が止まって雨は止んでも、陸の孤島になるわ、停電になるわで、7月の一週目は営業を休む始末。

 

経験上ピンチはチャンスなので、焦らずに身の回りで何が起こるかを観察する月と位置付ける。高山、特に町中は、好むと好まざるとに関わらず、観光客に依存しており、そのお客さんが落とした外貨をどう回すかで将来が決まる町なんだと改めて実感した月だった。

 

そして、外から来た人、高山の人がくっきりしている為、お金を色付けしてもいいと思うくらい、外貨と内貨がはっきりしているこの町の面白さを知った。陸の孤島たる所以。所沢やら国分寺やら立川やら新宿やらの人やお金や労働がグチャグチャになっている故郷、東村山とは大違いだ。

 

8月

 

観光客+帰省客が面白がってきてくれた上、スタッフ二人、各ワンオペ体制が確立した為、精神的にも楽になる。お客さんはありがたいことに来てくださるのだけど、やはり天候に大きく左右される。

 

半弓殺すにゃ刃物は要らぬ 雨の三日も降ればよい

 

最初の3ヶ月、夏の営業で心がけたのは、今まで謎の店だった道場の見える化、敷居を下げる化、オープンドアポリシー化。

 

「かっぱ」「飛騨牛」「PASSION」「和田」「PARADAISE」「AJITO」といった高山の名店が並んでおり、その中に「半弓道場」とあっても、ちょっと洒落を効かせたスナックのようにも見えてしまうところがあったので、営業時は、ドアや窓を全開にし、お客さんがいないときは、模範演技を兼ねて練習したりした。

 

「本当に弓が射てる場所なんですね」

 

というお客様がいらっしゃるようになったし、「10本300円/10ARROWS 300YEN」と書いたことで、恐々と入ってくる外国人も増えるようになった。ごく稀にパブリックな場所になった道場を寂しがったりする方もいたけれど、将来を考えると、そのような形で進めるしかないと覚悟も決めた初めての夏でした。

 

 


Vermillion - espresso bar & info.

Vermillion - espresso bar & info.

素敵なカフェは数多あれど、バリスタが自分達の店に遊びにきてくれたのは初めて。
至らないことだらけの私たちのカフェだけれど、こういうことが起こるから人生は楽しいし、喜びに満ちている。こちらのお店も土地柄、海外からのお客様が多く、自然体でそれを受け流しているバリスタ、オーストラリア人のスタッフがかっこいい。

伏見稲荷にあるエスプレッソバー。美味しくてスタッフがフレンドリーで楽しかった!1ヶ月後にこの店のバリスタが高山のうちの店にいらしてくれて、とってもとても嬉しかった☺️ 伏見稻荷神社對面的咖啡吧。一個月後這裡的咖啡師也來到我們高山的咖啡店,超高興😊 #cafesketch #cafedrawing #coffeeshops #cafe #cafenote #coffeetime #coffeeshop #coffeelover #手繪咖啡館 #咖啡店筆記 #咖啡館平面圖 #カフェ平面図 #カフェ巡り #カフェスケッチ#カフェ #カフェノート #コーヒーショップ #カフェデザイン #cafedesign #coffeeshopdesign #咖啡廳設計 #咖啡店設計 #コーヒーショップデザイン #vermillion #vermillionespressobar #vermillioncafe #fushimiinari #kyotocafe #kyotocoffee #京都カフェ

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半弓道場一周年 その2

 

半弓道場一周年 その2

 

「容易じゃないぞ。。」

「やってみんさい」

 

という言葉をいただき、突然、道場を任され、89年間の長きにわたり続いた地元の方々に愛されていた場所の引き継ぎ事項は、

 

「やればわかる」「好きにして良い」「できるだけ掃除し、道場を綺麗に」

 

の三つのみ。

 

矢のメンテナンスはYoutube先生に習い、的の張替えや書き直しは試行錯誤して会得し、初めてのお客様へも、どうやったら的に当てられるかを日々研究し、道場は維持されています。そういった日々のことに加え、新半弓道場で先代の道場と大きく変わったのは、半弓の見える化と国際化を進めたことくらいです。

 

半弓道場が、ご主人が体調を悪くされたことをきっかけに、店じまいを余儀なくされたのは、

 

高齢のご夫妻による日々の運営の厳しさと、

 

高山の街中の空洞化と同時に起こった常連さんの高齢化と減少
→ 毎日お酒飲みに&半弓に来るようなことはなくなる

 

かと思います。

 

魅力たっぷりの半弓道場とはいえ、昨年の冬や天気の悪い夜はお客さんが私だけの時もあったし、後継者が見当たらないまま最後までやり切って、静かに幕を下ろそうとしていた先代夫妻には、新しいお客さんを呼び込むようなことは、野暮だという気持ちがあったのかもしれません。

 

「容易じゃないぞ。。」

「やってみんさい」

 

という言葉を

 

「容易じゃないぞ。。(今までのやり方だと大変だぞ)」

「やってみんさい(あなたの好きなようにやりなさい)」

 

と、脳内意訳して切り替え、受け継いだ側の経営努力が始まるのですが、静かに幕を下ろそうとしていた先代のスタンスが、そっくりそのまま私にとってギフトになり、引き継ぎ事項に加え、半弓の見える化と国際化を進めることで駆け抜けて来れた一年でした。

 

時計の針を一年前に戻して。。

 

いろいろな話を詰め、先代がまとめてくれた契約書の下書き(それをwordで文章化)提示された条件(家賃他)は、

 

「おぉぅ。そりゃこれくらいだよね。でも、自分が道場に立てば道場は維持できるな。。。ただ、冬がどうかな、人を雇うとどうなるか、ワンオペで行けるかな?」

 

という感じでした。

 

でも、やるしかない。半弓がなくなったら高山にいる意味ないしな。と、6/1にスタートしたのでした。


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